堺市内で詐欺電話が増えてるで
事件・事故


堺市内で、1月6日から8日にかけて、何件も特殊詐欺の事件や予兆電話が起きてん。大阪府警が被害に遭った人や住民に向けて、注意するよう呼びかけてるわ。
1月6日午後5時ごろ、堺市南区土佐屋台に住む高齢者宅に、区役所職員を名乗る男から「還付金がある」と電話があり、金融機関に誘導されて現金を振り込む被害が発生してん。次の日の1月7日午前9時ごろ、同じ高齢者宅にまた同じ電話番号から「昨日の手続きの続きです」と電話があり、再び金融機関に誘導されて現金を振り込まされたんや。
また、1月7日午後4時40分ごろ、堺市西区浜寺石津町中に住む男性の携帯電話に、非通知で佐賀県警の警察官を名乗る人物から電話があり、「あなたのクレジットカードがマネーロンダリングで不正利用されている」といった内容でSNS通話に誘導され、クレジットカード情報を聞かれる事案が発生したんや。これも特殊詐欺の予兆電話(アポ電)やと見られてるわ。
1月8日午前9時ごろには、堺市中区宮園町付近に住む住民の固定電話に中区役所職員を名乗る男から「医療給付金があります。茶色の封筒は届いていませんか」と電話があり、金融機関のATMまで誘導されそうになったけど、不審に思うて区役所に確認したことで詐欺やと気付いた事案が起きてん。
さらに同じ日の午後3時30分ごろ、堺市西区に住む人の携帯電話に「警視庁のイイダタカシ」と名乗る男から「詐欺グループを捕まえたが、あなたの名前が出てきた」と電話があったんや。これも特殊詐欺の手口や。
堺市警察は、これらの詐欺の手口として、区役所職員や警察官を名乗って金銭や個人情報をだまし取ろうとする点が共通してると指摘してる。不審な電話があったときは、簡単に信用せんと、個人情報や金融情報を絶対に伝えんよう注意を呼びかけてるわ。また、怪しい電話を受けたら、警察や役所に直接確認することを勧めてるねん。