堺市で国内初のSAF大規模生産が本格化!

堺のイオンモールで家庭用の廃食用油の無料回収してるで

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1/24/20251 min read

堺市は、持続可能な航空燃料(SAF)の製造廃食用油の資源化に向けた取り組みを本格化させとる。2023年11月、日揮ホールディングス、コスモ石油、レボインターナショナルと「持続可能な社会の構築に向けた廃食用油の資源化促進に係る連携及び協力に関する協定」を結んでイオンモール堺北花田など大阪府内5カ所のイオンモールで家庭用廃食用油の回収が始まってんねん。
昨年12月には、堺市築港のコスモ石油堺製油所内に国内初のSAF大規模製造設備が完成し、2025年1月から試運転が始まったしな。これにより2025年4月頃から国産SAFの供給が本格的に始まる予定や

そもそもSAFとは?

SAF(Sustainable Aviation Fuel)の略で、バイオジェット燃料を含む持続可能な航空燃料のことや。家庭から出るような廃食用油、サトウキビみたいなバイオマス燃料や都市ごみを原料にして作られ、航空機の燃料や給油設備を変えんでもそのまま使えるのが特徴や。SAFは欧米諸国が先行しているけど中国も導入を加速させてる。日本でも2030年までに国内ジェット燃料使用量の10%をSAFで賄う目標を設定してるで。

ほんでSAFは、製造から使用までのライフサイクル全体で、約60~80%のCO₂削減効果があると言われてる。日揮ホールディングス、コスモ石油、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYの4社は、その施設を堺市築港のコスモ石油堺製油所内に、廃食用油を原料にしたSAFの製造設備を2024年12月25日に完成させたっていうことや。1月から試運転が始まり、4月頃にはエアラインへのSAF供給が開始される予定やで。このプロジェクトでは、国内で発生する廃食用油のみを原料とし、年間約3万キロリットルのSAF供給を目指しとる。ようは「捨てるような天ぷらの油とか使おうや」って話やねん。

イオンモールで家庭用廃食用油の回収が進行中

現在、堺市内のイオンモール堺北花田やイオンモール堺鉄砲町で、家庭用廃食用油の回収ボックスが設置されとる。集められた廃食用油はレボインターナショナルが収集し、堺市築港のSAF製造施設へ運ばれ、航空燃料の原料として再利用されるんや。

【堺市での回収場所】
  • イオンモール堺北花田(堺市北区東浅香山町4丁1-12)

  • イオンモール堺鉄砲町(堺市堺区鉄砲町1番地)

※今後、回収場所は順次拡大予定

【回収ボックスの利用方法】
  1. 冷ます:使い終わった植物油を常温まで冷ます

  2. ペットボトルに入れる:天かすなどの不純物を取り除き、ペットボトルに入れてキャップをしっかり閉める

  3. 回収ボックスへ入れる:ペットボトルのまま回収ボックスへ投入

※回収できるのは植物油のみ(賞味期限切れもOK)
ラードや牛脂、マヨネーズ、ドレッシング、鉱物油は回収できへんで

回収方法は以下のイオンのホームページを参考にして。
家庭用廃食用油を回収するボックスを設置しております!

堺市の取り組み:「Fry to Fly Project」に参加

堺市は、2050年カーボンニュートラルの実現を目指して「Fry to Fly Project」に2023年4月から参加しとる。
SAFの製造プラントが堺市内にある自治体として、広報活動やSDGs推進プラットフォームを活用した情報発信
を行い、脱炭素化の促進に貢献しようってことや。堺市が発信してるFry to Flyは、フライもんのフライと飛行機のフライをかけてる。これからはFry to Flyで、って言われてもピンと来る人は少ないやろうけど、堺市は家庭用廃食用油の回収事業を進めながら、今後も回収場所の拡大していくから協力してなってことや。

今後の展開

とりあえず堺市民は、自宅で不要になった廃食用油を回収ボックスへ持ち込むことで、環境に優しい未来づくりに参加できる。そしたらSAFで飛行機も飛ぶ。もしかしたら航空運賃も下がるかもしれん。いらんもんも引き取ってくれるし、一石二鳥で行きたいところやな。

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいように堺弁で書いています