近大の新病院、受付にアバター導入へ
新病院は泉ヶ丘駅前にできるで
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泉ヶ丘駅前に新病院を移転する予定の近大は、受付の業務の省人化のためにアバターを活用する取り組みが進められとる。今回の実証実験は、本格導入に向けた準備として行われるもので、患者の待ち時間短縮やスタッフの負担軽減が期待されてるで。
近大病院の現状と課題
近大病院には、1日あたり約2,200人の外来患者と約750人の入院患者が来院しとる。受付を担当する職員の数には限りがあり、長時間待たされることもあるんや。特に、多言語対応や受付のスムーズな案内が課題になっとる。
アバター受付ってなんや?
受付に設置されたディスプレイにアバターが映し出されて、来院者の質問に答えてくれる仕組みや。マイクを通じて話しかけると、遠隔操作の受付担当者がアバターを使って案内するんやで。
アバター接客サービス「AVACOM」
今回導入される「AVACOM」は、AIやリモート接客(遠隔接客)によって受付対応を効率化できるシステムな。アバターは人よりも話しかけやすく、気軽に相談しやすい特徴があるので、オペレーターの負担を軽減するだけやなく、患者や来院者に寄り添った対応ができるようになるんことが期待されてる。
アバター導入の目的
受付業務の省人化と効率化
多言語対応の強化
医療従事者の負担軽減
患者への迅速な対応
実証実験はここでするで
期間:令和7年(2025年)2月10日(月)~5月9日(金)
設置場所:近畿大学病院 2階 総合受付(大阪狭山市)
対象:病院を利用する患者・家族・来訪者
今後の展開
実証実験では、受付に設置されたディスプレイの案内に従い、来院者がマイクに話しかけると、受付担当の職員が遠隔で操作するアバターが対応する仕組みになっとる。これによって、患者へのスムーズな案内や柔軟な対応ができるようになり、医療従事者の負担軽減につながるかを検証するねん。
将来的には、AI技術を活用して、総合案内や診療受付だけやなく、手術や入院時の説明を行う医療従事者のサポートとしてもアバターを活用する予定やで。近大の新病院は、受付業務の無人化を実現する初の大学病院を目指し、医療分野のDXを進めていく。患者の待ち時間を減らしたり、サービスを向上させたり、先進医療の実践や医師の働き方改革にも取り組んで、スマートホスピタルの実現を目指していくちゅうことや。
※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいように堺弁で書いています。堺弁β版について

