堺旧港の事業の優先交渉権者が決定

3月頃施設開業 カフェやBBQ場、イベントスペースが登場予定やで

地元ニュース政治・行政

2/28/2025

堺市が進める「堺旧港交流空間創出事業」の優先交渉権者が決まったで。事業者の公募を行い、審査の結果、株式会社RETOWNが選ばれたんや。これから、堺旧港に新しい賑わいを生み出すための施設が整備される予定になってるで。

事業の対象エリア

所在地
堺市堺区戎島町5丁地内ほか

アクセス
南海本線「堺」駅から北西へ約500m

計画されている施設
後背地エリアA(2階建て、延床面積 約1,558㎡)
  • 1階:駐車場

  • 2階:カフェ、常設の屋台村

後背地エリアB(3階建て、延床面積 約2,310㎡)
  • 1階:駐車場

  • 2階・3階:BBQ場

護岸エリア
  • 施設を整備して賑わいを創出

水面利用
  • テラス席や定期的なイベント開催

  • 新設する桟橋で「海の駅」登録を申請し、船での来訪者向けに係留サービスを提供

  • 桟橋をステージとして活用

※水面利用に関しては、事業者選定後に堺市や大阪港湾局、地元関係者と協議して最終決定

土地の使用条件

使用期間
30年

使用単価

  • 後背地エリアA:143円/㎡・月

  • 後背地エリアB:147円/㎡・月

選定の結果

【応募事業者】 2社
【優先交渉権者の得点】 624.37点(満点:1,050点)
【次順位交渉権者の得点】 615.20点

評価されたポイント
① 全体計画
  • 地域住民と観光客の両方をターゲットにした実現性の高い計画

  • ベイエリアだけでなく、堺東など広域的な視点でのコンセプト設計

  • 近隣のホテル利用者との交流を促し、相乗効果を期待できる

  • 水辺の活用に関する先進的な事例を持つ企業であり、堺旧港の認知度向上にも貢献できる

② 整備計画
  • 工程を細かく計画している

  • 収益還元の仕組みを段階的に検討している

  • 後背地・護岸・水面エリアを一体的に活用する計画

③ 管理運営計画
  • 事業者が中心となり、テナントも責任を持つ運営体制

  • 季節や天候に応じた柔軟な運営提案が課題

④ 水面利用
  • 安全対策を考慮した計画

  • 地元のマリーナ事業者との協議を実施済み

選定委員会からの要望
優先交渉権者への要望
  • 景観や緑化を考慮し、高品質な空間デザインを市と協議しながら具体化すること

  • 地元飲食店との連携やエリアマネジメント組織の構築など、堺旧港の価値向上に継続的に取り組むこと

市・優先交渉権者への要望
  • 大阪港湾局・堺市・事業者が協力し、他地域のモデルケースとなるような取り組みを進めること

今後のスケジュール
  • 令和7年3月頃 事業協定書の締結

  • 令和7年8月頃 土地の使用契約開始

  • 令和8年3月頃 施設の開業

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について

写真:堺市HPより