堺市の公金支払い業務で振込誤りが発生
低所得者世帯向け給付金の一部が誤って振り込まれる
政治・行政


堺市の公金支払業務において、本来支払うべきでない方に誤って入金される事務処理ミスが発生したことが分かった。今後、堺市は対象者に返還を依頼するで。
誤振込の内容
対象となった公金
令和7年 堺市低所得者世帯等臨時特別給付金
この給付金は、国の「総合経済対策」に基づき、住民税非課税世帯に1世帯あたり3万円、18歳以下の子ども1人につき2万円を支給するものやった。
誤振込の件数と金額
誤って振込手続きが行われた件数 79件
実際に入金が完了した件数 68件(204万円)
口座が凍結・解約されており振込が完了しなかった件数 11件(33万円)
経過と原因
経過
2月20日 地域共生推進課が作成した振込データ(50,420件)を出納課が受理
2月25日 支給決定前に亡くなられた方など支給対象外の79件について、振込停止の依頼を出納課に提出
2月27日 指定金融機関から振込停止処理の不一致について連絡があり、調査の結果、誤入金が発覚
原因
振込停止の処理には「組戻しセンターへのファックス送付」と「指定金融機関への紙の依頼書提出」が必要だったが、職員がマニュアルを認識しておらず、ファックス送付を実施しなかった
事務処理の手順が組織内で十分に共有されていなかった
複数人での確認が徹底されていなかった
今後の対応と再発防止策
対象者への対応
実際に振込が完了した68件の対象者(お亡くなりの場合は相続人)に対し、お詫び文書を送付し返還を依頼
問い合わせには丁寧に対応し、原因や再発防止策を説明
再発防止策
作業チェックシートを新たに作成し、事務処理を複数人で確認する体制を導入
事務手順を職員間で共有し、マニュアルの徹底を図る
堺市は、同様のミスを防ぐため、再発防止策を徹底していくとのこと。
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