さかい利晶の杜で企画展「堺に生きた山崎豊子のまなざし-愛用品の数々-」を開催
作家・山崎豊子はずっと堺市の浜寺に住んでたんやで
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さかい利晶の杜で企画展を開催
堺市堺区のさかい利晶の杜で、作家・山崎豊子をテーマにした企画展「堺に生きた山崎豊子のまなざし-愛用品の数々-」が開催されるんよ。
山崎豊子は大阪船場の昆布商「小倉屋山本」に生まれ、新聞記者を経て作家として活躍。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』などがある。昭和32(1957)年のデビュー後、堺市浜寺に居を構え、平成25(2013)年に亡くなるまで堺で創作活動を続けたんやで。
今回の企画展では、山崎豊子が実際に使用していた書斎を再現し、愛用品や執筆資料を展示。さらに、ドラマ化される『花のれん』の創作ノートも公開されるんやて。
企画展の概要
会期:令和7年4月19日(土)~5月29日(木)
時間:午前9時~午後6時(最終入館 午後5時30分)
休館日:5月20日(火)
会場:さかい利晶の杜 企画展示室(堺市堺区宿院町西2丁1-1)
Googleマップはこちら
観覧料:一般300円、高校生200円、中学生以下無料
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券で観覧可能
※障害のある方と介助者、堺市内在住の65歳以上の方は無料
企画展のみどころ
・山崎豊子の癒しの地、堺
写真や創作ノートを通じて、山崎豊子の生涯を紹介
・山崎豊子、執筆の現場
書斎を再現し、執筆風景を展示
・山崎豊子のおもてなし
応接室に飾られていた愛用品を公開
・ドラマ化作品『花のれん』関連資料を展示
3月8日に放送予定の「ドラマプレミアム 山崎豊子生誕100年記念 花のれん」に関連し、原作執筆時の創作ノートを公開
主な展示資料(すべて初公開)
・グリフォンの壺(山崎豊子著作権管理法人蔵)
執筆机の正面に置かれていた壺
・リヤドロ製の人形(山崎豊子著作権管理法人蔵)
犬をモチーフにしたスペイン製磁器人形
・ティーカップ(山崎豊子著作権管理法人蔵)
華やかなデザインのイギリス製ティーカップ
・直筆の創作ノート
作品の構想を練る際に記されたノート
関連イベント
① 講演会(講演会後に学芸員による展示解説あり)
演題:「山崎豊子の文学的出発 -新資料から見えてくること-」
講師:荒井真理亜 氏(相愛大学人文学部教授)
日時:令和7年5月18日(日)午後1時30分~午後3時
場所:さかい利晶の杜 2階講座室
定員:先着50名
受付開始:令和7年4月5日(土)午前9時~(定員に達し次第終了)
申込方法:予約サイト(https://reserva.be/sakairishonomori)または電話(072-260-4386)
参加費:無料(展示解説には当日の展示観覧券が必要)
② 学芸員による展示解説(申込不要)
日時:令和7年4月29日(祝・火)、令和7年5月10日(土)午後1時30分~午後1時50分
場所:さかい利晶の杜 企画展示室
参加費:無料(当日の展示観覧券が必要)
③ 山崎豊子の関連書籍紹介
図書情報コーナー(無料ゾーン)で、『沈まぬ太陽』『約束の海』や、野上孝子著『山崎豊子先生の素顔』などを紹介
④ 特別展示:山崎豊子が愛した堺の風景
堺市浜寺の自宅周辺の風景や、山崎豊子が愛した堺の場所を紹介する写真展示も実施
⑤ 作品の舞台をめぐる散策マップ配布
山崎豊子の作品に登場する堺のスポットを巡るためのマップを配布予定
主催・協力
主催:堺市
協力:山崎豊子著作権管理法人、相愛大学、新潮社、文藝春秋
さかい利晶の杜の企画展のチラシはこちら
※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について
写真:堺市HPより