堺市の竹城台第3住宅活用地、南海不動産など3社が落札
次世代ZEHの導入で脱炭素住宅開発が進む見込みやで
インタビュー・特集政治・行政


大阪府が竹城台第3住宅用地の入札結果を発表
大阪府は、堺市南区にある府営竹城台第3住宅用地の条件付き一般競争入札を実施し、落札者を決定したんよ。落札したのは、南海不動産(大阪市浪速区)、総合地所(東京都港区)、積水ハウス(大阪市北区)の3社やで。
入札結果
入札日:令和7年2月25日
最低売却価格(事前公表):19億6,500万円
落札金額:20億円
売払面積:1万2,299平方メートル
所在地:堺市南区竹城台3丁1番38
竹城台第3住宅活用地の開発計画
この土地は、大阪府が推進する脱炭素のまちづくりの一環として活用されるんや。本事業では、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及を促進し、環境負荷の低減を目指した住宅開発が進められる予定やで。わかってると思うけど、Zはゼロ、Eはエネルギー、Hはハウスで略してZEHな。
大阪府と堺市が連携し、大阪府営竹城台第3住宅の建替事業等により創出した土地(活用地)において、「堺エネルギー地産地消プロジェクト」に基づく脱炭素の取り組みが実施される。これにより、府域および堺市域でのZEH普及促進が図られ、省エネルギー効果の検証も行われる予定や。
ZEHの種類と本事業の特徴
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)は、住宅の断熱性能を向上させ、省エネ設備を導入し、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用することで、一次エネルギー消費量を実質ゼロにすることを目指した住宅のことや。
ZEHにはいくつかの基準があり、本事業では以下の仕様が求められるねん。
次世代ZEH+(戸建て住宅)
従来のZEHよりもさらに高断熱・高効率な設備を備え、エネルギーの自給自足率を向上させた仕様ZEH-M Oriented(集合住宅)
集合住宅向けに省エネ性能を向上させた基準で、共用部のエネルギー効率改善を重視。エレベーター、廊下・階段の照明、給水ポンプなどの共用設備の省エネ化を進めるが、住戸ごとのエネルギー消費削減は求められず、全体として省エネ化を図る。これは一次エネルギー消費量を実質ゼロにはならんけど軽減される
本事業は若年・子育て世帯向けの住宅供給を目的としていることから、費用負担を抑えられる「ZEH-M Oriented」を採用する予定や。一次エネルギー消費量を実質ゼロにするためには費用がかさむから、高性能なZEH仕様を維持しつつ、手の届きやすい価格帯での供給が可能になるんよ。
泉北ニューデザイン推進協議会の活用コンセプト
泉北ニューデザイン推進協議会では、竹城台第3住宅活用地の活用コンセプトを「若年・子育て世帯のライフスタイルを支える住宅と機能が併存した住宅地の形成」としてるんよ。これを踏まえ「若年・子育て世帯向け集合住宅と戸建て住宅の併設」などの条件が設定される予定やで。
落札企業による開発計画
落札した3社は、それぞれ不動産開発や住宅供給の分野で実績のある企業や。特に積水ハウスは、環境配慮型住宅の開発に強みを持つんよ。今後、これらの企業が協力してエネルギー効率の高い住宅の整備を進めていく予定やで。
積水ハウスの全住戸ZEH基準を満たす分譲マンション(石川県金沢市)
今後の展望
具体的な開発計画は今後発表される予定や。エネルギー効率の向上を図るための新技術や、地域との連携による持続可能なまちづくりの実施が期待されてるんよ。堺市南区・泉北ニュータウンエリアの再生にもつながるこのプロジェクトの進展が注目されてるんよ。
※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について


画像:【次世代ZEH供給モデルイメージ】(「堺エネルギー地産池消プロジェクト」より抜粋)