堺市で国内初の国産SAF製造設備が完成し竣工式を開催

廃食用油から作る持続可能な航空燃料が堺から全国へ

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3/7/2025

コスモ石油堺製油所で国内初のSAF製造設備が完成

堺市西区にあるコスモ石油堺製油所で、国内初となる国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模製造設備が完成したで。これを記念して、3月6日に竣工式が開かれたんよ。

このSAF製造設備は、日揮ホールディングス(以下、日揮HD)、コスモ石油、レボインターナショナルの3社が設立した「サファイア スカイ エナジー」が運営。年間約3万キロリットルの国産SAFを供給できる規模になってるねん。

竣工式には多くの関係者が出席

竣工式には、日揮HD、コスモ石油、レボインターナショナル、サファイア スカイ エナジーの代表者らが出席。堺市の永藤英機市長をはじめ、経済産業省や国土交通省の関係者も参加して、お祝いの言葉を贈ったで。

また、竣工式の後には祝賀会も開かれ、SAFの普及を目指す「Fry to Fly Project」の参加メンバーらも招待され、今後の展望について語り合ったんやって。

SAFとは?なぜ重要なん?

SAF(Sustainable Aviation Fuel)は、廃食用油などを原料に作られる環境負荷の少ない航空燃料のこと。従来のジェット燃料と比べてCO2排出量を大幅に削減できるのが特徴やねん。

今回のプロジェクトでは、原料調達から製造・品質管理・供給までを国内で一貫して行う仕組みを整えたんよ。これにより、日本国内で安定したSAF供給が可能になり、航空業界の脱炭素化に大きく貢献することが期待されてるねん。

SAF製造の今後の予定

この設備は2024年12月に完工して、2025年4月頃から本格的にSAFの供給が始まる予定。すでに国際的な持続可能性認証「ISCC CORSIA」も取得してるから、世界基準で認められた燃料として利用できるんよ。

堺市の工場から日本全国、そして世界へと飛び立つ航空機に、堺発のSAFが使われる時代がすぐそこまで来てるねん。

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