企業向け不登校セミナー開催

職場の理解が「不登校離職」を防ぐで

地元ニュース

3/9/2025

堺市南区城山台で「泉北BASE(せんぼくベース)」を運営する特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナが、企業向けの不登校セミナーを開催するで。不登校の子どもを持つ従業員のサポートについて、企業ができることを考える内容になっている。

セミナーの目的

不登校の子どもを持つ従業員は、仕事と家庭の両立に悩むことが多い。企業がこの課題を理解し、適切なサポートを行うことで、従業員の離職リスクを減らし、働きやすい環境づくりにつなげることができる。本セミナーでは、不登校の現状を正しく理解し、企業としてどのような対応ができるかを考える機会を提供する。

セミナー概要
  • タイトル:企業向け不登校セミナー「職場の不理解が不登校離職を招く前に」

  • 日時:2025年3月17日(月)14:00〜15:00

  • 開催形式:オンライン(Zoom)

  • 参加申し込み:要事前申し込み(申し込みフォームはこちら

  • 申込締切:2025年3月16日(日)20:00

  • アーカイブ配信:申し込みをした人には、後日、期間限定で配信予定

セミナー内容

近年、不登校の児童生徒数が増えており、その影響は家庭だけでなく、企業にも広がっている。本セミナーでは、企業経営者・管理職向けに、不登校の現状や企業としてできるサポートについて学ぶ内容となっている。

  • 不登校の現状と企業への影響

  • 従業員の子どもが不登校になったとき、企業としてできるサポートとは

  • 従業員のメンタルヘルスや離職リスクを軽減する方法

こんな人におすすめ
  • 企業経営者、役員、管理職

  • 人事・総務担当者

  • 従業員のメンタルヘルスや働き方改革に関心がある人

不登校離職の現状

文部科学省の調査によると、2024年度の全国の不登校児童生徒数は34万6,482人で、11年連続で増加し、過去最多を更新している。子どもが不登校になると、特に低学年では親が在宅で見守る必要があり、働き方に制限が生じる。また、フリースクールの費用負担や収入減少など、保護者への影響も大きい。

  • 不登校家庭の3割が収入減少、5人に1人が離職・休職(特定非営利活動法人キーデザイン調査 2024年)

  • フリースクールの平均月会費は約3万3,000円、入会金は約5万3,000円(文部科学省調査 2015年)

子どもの不登校が増える中、親が仕事を辞めざるを得ない「不登校離職」は、企業にとっても無視できない課題となっている。

講師紹介

田重田 勝一郎(たしげた しょういちろう)
特定非営利活動法人 志塾フリースクールラシーナ 理事長

2016年に大阪府富田林市でフリースクール事業を開始し、これまでに300名以上の生徒を受け入れてきた。フリースクールのほか、オンライン学習塾や通信制高校、地域の居場所「泉北BASE」など、多様な学びの場を運営している。

泉北BASE(せんぼくベース)について

泉北BASEは、堺市南区城山台にある地域の子どもの居場所。カフェ、駄菓子屋、遊び場、図書室、フリースクールなどが一体となった施設で、子どもたちの社会的孤立を防ぎ、地域をつなぐことを目的としている。詳しくは公式サイトをチェックしてみてな。

泉北BASE 公式HP:https://www.senbokubase.shijuku-fs.org/

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について