堺出身の書家・三宅 秀楓(しゅうふう)さんにインタビュー
3/19~泉北タカシマヤ Made in 堺フェアで作品を展示
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堺にゆかりのある作家や職人が集まる「Made in 堺フェア」が、3月19日(水)から25日(火)まで泉北タカシマヤで開催されるんやて。会場では、書家・三宅秀楓さんをはじめ、堺の伝統技術やアート作品が紹介されるんよ。
今回、サカイタイムズでは堺出身の書家・三宅秀楓さんに、作品への思いや今後の活動について話を聞いたで。
作品づくりについて
— イラスト付きの文章は、三宅さんご自身の言葉でしょうか?
「はい、自分で考えた言葉を書いています。作品によって、『ぱっと頭に浮かんだ言葉をメモしておいて、そのイメージに合う絵を描く』場合もあれば、『先に絵を描いてから、それに合う言葉を考える』場合もあります。
例えば、コロナの時期は病んでいる人も多かったので、『ひとりで悩まない』『ひとりじゃないよ』『流れに逆らわない』といった言葉を先に考え、それに合う絵を描きました。逆に、お地蔵さんの絵を描いてから、それに合う言葉を考えることもあります」
作品の反響について
— 作品を購入された方からの反響はどのようなものが多いですか?
「好きな絵葉書を選んでもらい、お家に飾るためのフレームも一緒に選べるようにしています。2200円と手頃な価格なので、プレゼント用に購入される方も多いです。また、作品に書かれた言葉が気に入って購入される方も多いですね」
今後の活動について
— 今後の活動について、どのように考えていますか?
「今は主に百貨店のイベントに出展していますが、般若心経の掛軸サイズの作品が得意なので、海外の方にも見てもらいたいと考えています。また、書の技術を活かして、お酒や商品のラベルデザインなどにも挑戦してみたいですね」
サカイタイムズ読者へのメッセージ
— サカイタイムズ読者へのメッセージをお願いします。
「『書道』と聞くと少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、もっと気軽に楽しんでもらえたらと思っています。最近は、文字なしの水彩ポストカードも制作しています。作りたい作品と売るための作品を両立させるのは難しいですが、できるだけ多くの方に親しんでもらえるような作品づくりを続けていきたいです」
Made in 堺フェアについて
「Made in 堺フェア」では、三宅さんの作品のほか、堺の風景を描く水彩画家・平地和広さんの作品や、手ぬぐいの町・堺の技術を活かした「ひらり」の手ぬぐい、藁を束ねた筆で描く「藁書家 子峰」さんの作品など、堺の多彩な文化が紹介されるんよ。
Made in 堺フェア期間中は、22日、23日を除いて、三宅秀楓さんが基本的に4階催会場におるそうやで。
開催情報
Made in 堺フェア
開催期間:3月19日(水)~ 25日(火)
会場:泉北タカシマヤ 4階催会場(最終日は午後3時閉場)
※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について

