堺市で搬送予約システムの実証調査が進行中やで

高齢化が進む堺で、医療・福祉搬送の課題にスタートアップが挑戦

政治・行政地元ニュース

3/21/2025

堺市内で、非緊急の医療・福祉搬送をより便利にするためのシステム検証が行われてるんよ。取り組んでるのは東京のスタートアップ企業「mairu tech(マイルテック)」で、堺市の「スタートアップ実証推進事業」に採択された企業なんや。2024年12月から、堺市内の病院や高齢者施設などで調査が進められてるねん。

背景には、堺市が抱える深刻な課題があるねん。堺市は大阪府内でも特に高齢化が進んでいて、2023年時点で65歳以上の要介護認定率は全国平均を上回る25.4%。さらに、2015年から2025年にかけて、75歳以上の医療需要が47%も増加すると予想されてるんよ。こうした状況の中で、病院の負担がどんどん大きくなってきてるんや。

今のところ、病院から退院後の移動や、病院間の搬送は民間の介護タクシーなどに頼ってることが多いけど、サービスごとに料金や支援内容がバラバラで、予約も電話で何度も確認せなあかん状態やねん。特に夜間や休日はタクシーがつかまりにくく、突然の搬送に対応できへんこともあるんよ。

今回の調査では、こうした現場の声をもとに、課題を洗い出して新しい仕組みの可能性を検証してるんよ。「mairuシステム」は、Web上でかんたんに予約ができて、料金や支援内容もあらかじめわかるようになってる。病院の職員さんの手間も減って、患者さんや家族も安心して使えるようにするのが目的やねん。

今は堺市内の12の医療機関が協力して、使い心地や課題点のヒアリング、操作画面の改善などを進めてる段階。急性期だけやなく、長期療養施設や高齢者向け住宅も含めて、対象の拡大も検討されてるんやって。

堺市としても、こういった民間企業と一緒に課題を解決していく動きが広がってきてるんよ。医療や福祉の現場がちょっとでもラクになって、必要な人がスムーズに移動できるようになるとええな。

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