堺市がごみ処理計画(堺市一般廃棄物処理実施計画)を策定
令和7年度は資源ごみ持ち去り禁止など新たな取組も始まるねん
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令和7年3月、堺市が「堺市一般廃棄物処理実施計画(令和7年度)」を策定したって発表されたで。この計画は、廃棄物の処理やリサイクル、収集・運搬の方法について定めたもので、法律(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第1項)に基づいて作られてるんよ。
対象となるごみと処理量(令和7年度)
計画期間:令和7年4月1日~令和8年3月31日
対象区域:堺市全域
対象ごみ:家庭系ごみ・事業系ごみ・環境系ごみ(不法投棄など)
家庭系ごみ:160,339トン
事業系ごみ:64,564トン
環境系ごみ:6,211トン
犬・猫などの死体:11トン
堺市が取り組む主な内容やで
ごみの量を減らしたり、資源として活かすために、こんな取組が進められるねん。
生ごみ・食品ロス・使い捨てプラスチックの削減
生ごみを堆肥に変える「生きごみさん」の普及
古紙リサイクルで報奨金制度
ペットボトルの「ボトルtoボトル」リサイクル推進
使用済み小型家電・インクカートリッジの無料回収
収集と運搬のしくみ
品目ごとに分けて、回収の回数や方法が決められてるんよ。
生活ごみ:週2回
缶・びん:月2回
プラ容器包装:週1回
小型金属:月1回
蛍光管、水銀製品、小型家電などは拠点回収品目として設けられてるで。
環境教育の強化も進んでるよ
出前講座や市民イベント
タブレットやスマホで学べる分別ゲーム
「堺市エコショップ制度」や「アドプト制度(地域清掃活動)」の推進
処理施設の工夫とエネルギー活用
クリーンセンター東工場・臨海工場で焼却と溶融処理
発電や余熱利用でエネルギー回収
鉄類などをリサイクル回収
【新規】資源ごみの持ち去り禁止が始まるねん
令和7年7月1日から、資源ごみ等の持ち去りが禁止されることになったで。
対象となるごみは以下のとおりね。
缶・びん
プラスチック製容器包装
ペットボトル
小型金属
粗大ごみ
禁止の理由はこうらしい
持ち去られるとリサイクル量が減ってしまう
(堺市民の)分別意識が下がってしまう
ごみが散らかったり、騒音・敷地への無断侵入など近所迷惑の原因になる
堺市では巡回や監視カメラを強化して、持ち去り行為を確認した場合はまずは指導。改善されなければ命令対応もとられるんよ。罰則規定はないで。資源ゴミを集めて生活の糧にしている人もいるけど、生活に困ってる場合は堺市の支援につなげる配慮もあるらしいわ。これも「堺市一般廃棄物処理実施計画(令和7年度)」の一環ということやな。
その他の新しい取り組みや強化された内容
路上喫煙マナーの啓発区域に泉ケ丘駅と深井駅を追加
「食品ロスダイアリー」や家庭向けオンライン講座の支援
清掃工場で出た粗大ごみからリユース品の提供
子ども服の回収・提供の拡充
延べ床面積3,000㎡以上の大規模事業所にごみ減量計画書の提出義務化
今年度の計画には、地域や家庭単位で取り組めることがたくさん盛り込まれてるねん。堺市の方針を知って、自分にできることから始めてみるといいかもしれんね。
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