堺市がごみ処理計画(堺市一般廃棄物処理実施計画)を策定

令和7年度は資源ごみ持ち去り禁止など新たな取組も始まるねん

政治・行政地元ニュース

3/29/2025

令和7年3月、堺市が「堺市一般廃棄物処理実施計画(令和7年度)」を策定したって発表されたで。この計画は、廃棄物の処理やリサイクル、収集・運搬の方法について定めたもので、法律(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第6条第1項)に基づいて作られてるんよ。

対象となるごみと処理量(令和7年度)
  • 計画期間:令和7年4月1日~令和8年3月31日

  • 対象区域:堺市全域

  • 対象ごみ:家庭系ごみ・事業系ごみ・環境系ごみ(不法投棄など)

  • 家庭系ごみ:160,339トン

  • 事業系ごみ:64,564トン

  • 環境系ごみ:6,211トン

  • 犬・猫などの死体:11トン


堺市が取り組む主な内容やで

ごみの量を減らしたり、資源として活かすために、こんな取組が進められるねん。

  • 生ごみ・食品ロス・使い捨てプラスチックの削減

  • 生ごみを堆肥に変える「生きごみさん」の普及

  • 古紙リサイクルで報奨金制度

  • ペットボトルの「ボトルtoボトル」リサイクル推進

  • 使用済み小型家電・インクカートリッジの無料回収

収集と運搬のしくみ

品目ごとに分けて、回収の回数や方法が決められてるんよ。

  • 生活ごみ:週2回

  • 缶・びん:月2回

  • プラ容器包装:週1回

  • 小型金属:月1回

蛍光管、水銀製品、小型家電などは拠点回収品目として設けられてるで。

環境教育の強化も進んでるよ
  • 出前講座や市民イベント

  • タブレットやスマホで学べる分別ゲーム

  • 「堺市エコショップ制度」や「アドプト制度(地域清掃活動)」の推進

処理施設の工夫とエネルギー活用
  • クリーンセンター東工場・臨海工場で焼却と溶融処理

  • 発電や余熱利用でエネルギー回収

  • 鉄類などをリサイクル回収

【新規】資源ごみの持ち去り禁止が始まるねん

令和7年7月1日から、資源ごみ等の持ち去りが禁止されることになったで。

対象となるごみは以下のとおりね。

  • 缶・びん

  • プラスチック製容器包装

  • ペットボトル

  • 小型金属

  • 粗大ごみ

禁止の理由はこうらしい
  • 持ち去られるとリサイクル量が減ってしまう

  • (堺市民の)分別意識が下がってしまう

  • ごみが散らかったり、騒音・敷地への無断侵入など近所迷惑の原因になる

堺市では巡回や監視カメラを強化して、持ち去り行為を確認した場合はまずは指導。改善されなければ命令対応もとられるんよ。罰則規定はないで。資源ゴミを集めて生活の糧にしている人もいるけど、生活に困ってる場合は堺市の支援につなげる配慮もあるらしいわ。これも「堺市一般廃棄物処理実施計画(令和7年度)」の一環ということやな。

その他の新しい取り組みや強化された内容
  • 路上喫煙マナーの啓発区域に泉ケ丘駅と深井駅を追加

  • 「食品ロスダイアリー」や家庭向けオンライン講座の支援

  • 清掃工場で出た粗大ごみからリユース品の提供

  • 子ども服の回収・提供の拡充

  • 延べ床面積3,000㎡以上の大規模事業所にごみ減量計画書の提出義務化

今年度の計画には、地域や家庭単位で取り組めることがたくさん盛り込まれてるねん。堺市の方針を知って、自分にできることから始めてみるといいかもしれんね。

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について