8月1日から65歳以上の高齢者はATMでの通話操作禁止へ
SNS型詐欺や電子マネー購入時の確認なども条例で新たに義務化されるで
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大阪府の「安全なまちづくり条例」が一部改正されて、令和7年8月1日(第24条は10月1日)から施行されることになったんよ。今回の改正では、特殊詐欺の被害を防ぐための新たなルールが追加されてん。
主な改正ポイントはこの4つやで
1.高齢者のATM通話操作が禁止に(第22条)
65歳以上の人が携帯電話で話しながらATMを操作するのは、禁止になるんよ。
ATM設置者は、このことをポスターなどで知らせる義務があるし、通話を防ぐための機器設置にも努める必要があるんやって。高齢者本人にも「電話しながら操作せんといてな」ってルールが明記されることになったで。
2.振込上限額の設定(第23条)
金融機関は、
・70歳以上の人の口座
・府内に住所があって
・過去3年間振込履歴がない口座
これらの条件に当てはまる口座に対して、ATMの1日あたりの振込額を10万円以下に制限せなあかんようになるんねん。なお、申し出があって、被害のおそれがないと判断された場合は、解除も可能やって。
3.電子マネー販売時の新ルール(第24条)
コンビニなどで販売されるプリペイド型電子マネーについても、被害防止のための確認が義務付けられるようになるんよ。
・レジ周辺に注意喚起のポスターや書面の設置
・5万円以上の購入者には確認の声かけ
・おかしいと思ったら、警察に通報
販売事業者にも、確認ができるレジの導入を進めるよう努力義務が課されるで。購入者にも、確認にちゃんと応じる義務があるんや。
4.「特殊詐欺等」という新しい定義が登場(第19条)
SNSを使った投資詐欺や、ロマンス詐欺(恋愛感情を利用した詐欺)も、新たに「特殊詐欺等」に含まれるようになったで。被害に遭わんよう、家族や知人と普段から話しておくのも大事やね。
【この条例、なんで変わったん?】
最近では、SNSを使った投資型詐欺や、恋愛を装った詐欺が急増していて、これまでの「オレオレ詐欺」や「架空請求」だけやない新しい手口が問題になってきてるんよ。せやから「特殊詐欺」という定義を広げて、対応を強化することになったんや。
【4月2日に堺市で起きた事例も要注意やで】
南区竹城台(午前8時45分ごろ)
堺市南区竹城台に住む方の携帯に、「+1」から始まる国際電話番号から不審な電話がかかってきたんよ。相手は「警視庁の警察官」を名乗って、「あなたは徳島県の事件に関わっている、免許証を持って徳島県警に行ってください」って話してきたんやって。
編集部からひとこと
ミャンマーで地震があったけど、サギ電がなくなったわけやないねん。ただ編集部がちょっとサボってただけやわ…。その間にも、堺には継続的にサギ電かかってきてるから、油断したらあかんで。
出典:【大阪府警察】安まちメール
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