【インタビュー】英語と書道で育む“自律する力”

― JIRITSU LABO 咲Kids教室・代表 崎原かおるさんに聞く ―

インタビュー・特集

4/3/2025

堺市西区の浜寺石津に、英語塾でも書道教室でもない、ちょっと変わった教室があるんや。「JIRITSU LABO 咲Kids教室」っていう名前でな、「JIRITSU」は“自律”のこと。英語と書道をベースにしながらも、子どもたちの「人間力」や「自分らしさ」を育てることを大事にしてる教室やねん。今回は、その教室の代表・崎原かおるさんに話を聞いたで。

教室名に込めた「JIRITSU」の想い

Q1. 「JIRITSU(自律)LABO」って、ふつうの英語塾とはちゃう名前やけど、どんな想いで子どもたちと向き合ってはるんですか?

英語を話すには、知識だけでなく、勇気や挑戦する姿勢が大切だと考えています。間違いを恐れず挑戦する力が、人間力にもつながり、英語力の伸びにも影響すると感じています。

また、「自律」は子どもたちが将来社会で生きていく上で非常に重要な力です。英語を学ぶこと自体を目的にするのではなく、夢を叶えるためのツールとして活用してほしい。そんな思いから「JIRITSU」という言葉を教室名に取り入れました。

子どもたちの変化が原動力に

Q2. 実際に通ってる生徒さんの中で、「この子めっちゃ変わったなあ」って印象に残ってるエピソードがあれば教えてもらえますか?

最初は恥ずかしがり屋で消極的だったお子さんが、少しずつ自分から前に出て話すようになったり、「やりたい!」と積極的になったりする姿を何度も見てきました。そのたびに子どもたちの成長に感動させられます。

また、英語感覚が身についてきて、少し難しい英文の理解がスムーズになっていく様子を見ると、本当に子どもたちの力ってすごいなと感じます。

年齢に応じたアプローチで力を引き出す

Q3. 小学生と中学生では対応の仕方も変わると思うんですが、それぞれどんな力を伸ばすことを大事にしてはるんですか?

小学生には「とにかく楽しく!」を大切にしています。そのうえで、自律を促す声かけを意識し、時にはレッスン内容について考える機会をつくり、子どもたち自身がレッスンをつくる経験ができるようにしています。

中学生には信頼関係を大切にし、レッスン以外の会話も積極的に取り入れています。私自身が彼らを信じ、彼らが自分らしく成長できるようサポートする姿勢を大切にしています。また、中学卒業後の進路については、個性心理学を活用して、それぞれの性格や生き方に合ったアドバイスを行っています。

英語と書道の“かけ合わせ”が生む独自の学び

Q4. いろんな塾や英会話教室がある中で、咲Kids教室ならではの特徴って、どんなところやと思いますか?

英語だけでなく、書道とのコラボレーションにも力を入れており、「英会話&書道クラス」では、英語を自然に使いながら日本文化である書道も学べるようにしています。こうした組み合わせのクラスは他にはなかなかないと思います。

また、英語以外の取り組みも多く行っていて、夏には自由研究のサポートをしています。昨年は、その研究成果が堺市役所に展示された生徒もいました。英検の準会場にしているのも、子どもたちの力を伸ばす環境を整えたいという思いからです。学びの幅を広げることを常に意識しています。

一人ひとりに寄り添ったサポートを

Q5. 教室に興味ある人や、堺で子育てしてはる保護者の方に向けて、最後にメッセージをお願いします。

子どもたちの可能性は無限です。その可能性を、勉強だけでなく、挑戦する気持ちや小さな成功体験を通じて自信に変えていけるよう、カリキュラムを工夫しながら成長をサポートしています。

現代では、子どもたちが繊細にいろいろなことを感じ取りやすくなっている分、学校に行きづらくなるケースもあります。当教室では、そうしたお子さん一人ひとりに寄り添いながら、無理のない形で学びを支えています。

子育ての時間は、振り返れば本当にあっという間です。だからこそ、子どもたちの成長を「楽しむ」気持ちも大切にしていただけたらと思います。

教室のこと、もうちょっと詳しく

咲Kids教室では、小学生クラス・中学生クラス・書道クラス・不登校クラスに分かれてて、無料体験もできるようになってるんやて。気になった人は、下のフォームから申し込んでな。

咲Kids教室 無料体験申し込みフォーム

JIRITSU LABO 咲Kids教室
住所:大阪府堺市西区浜寺石津町東3-4-19
Googleマップはこちら
HP:https://www.jiritsulabo.com/index.html
TEL:050-7107-0766

代表プロフィール

崎原かおる
大阪府堺市出身。カナダ・トロントの専門学校でビジネスを学ぶ。帰国後、日本で子育てをしながら英会話教室の講師として8年間勤務。その後、英語を通して逞しい子どもを育てたいという思いから「JIRITSU LABO 咲Kids教室」を設立。独自のカリキュラムで英語と人間力の育成に取り組む。書道では32歳で「師範」を取得し、地域のふとん太鼓の町章なども手がけている。

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について