堺の公営住宅窓口にAIさくらさんを試験導入
全国初、3週間で住民対応に効果ありと判明したで
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堺市営住宅管理センターの窓口に、全国で初めてAIエージェントが登場したで。堺市営住宅管理センターでは、2025年3月21日から、AIアバター「さくらさん」が窓口業務を一部担当する試験導入を始めたんや。
窓口対応の負担、AIがサポート
堺市営住宅管理センターには、毎月最大約800件もの問い合わせがあって、スタッフの負担が大きかったんよ。とくに「家賃の支払い方法」や「入居申し込み」など、似たような質問が多いんやけど、その対応に時間がかかってたんよね。
そんな中で登場したのが、アバター型のAI「さくらさん」。住民や入居希望者からの問い合わせに自動で答えてくれるねん。さらに、必要な場合はスタッフと遠隔でつながって、ハイブリッドに対応できる仕組みやねん。
対応できる主な内容
住民からの問い合わせやと…
・家賃の支払い方法(銀行払込・口座引き落としなど)
・各種申請や退去手続きのサポート(必要書類の案内など)
入居希望者からは…
・入居条件の確認
・申込み方法の案内
・空室情報の確認方法
実際に稼働してからの3週間では、「さくらさん」が一部の業務を引き受けてくれたおかげで、スタッフは配慮が必要な入居者対応にしっかり時間をかけられるようになったんやって。
公営住宅業務にAIを導入、全国で初めての取組やねん
この「さくらさん」の導入は、全国の公営住宅業務では初めての試みなんやって(ティファナ・ドットコム調べ 2025年4月現在)。人手不足や多言語対応が課題になってるなかで、AIが助けになってくれるってわけやね。
東急コミュニティーの担当者さんのコメント
「堺市営住宅管理センターでは、窓口対応の負担が増加する中で、業務の効率化を図ることが必要であると考えていました。今回の実証実験を通じて、住民の利便性向上と職員の業務負担削減を実現し、実証実験を行いながら全国の自治体DXの先行事例として発展させていきたいと考えています。今後は対面での窓口対応に限らず、電話対応やWebなどオンライン上での問い合わせ対応にも対応することで、AIがサポートする範囲を広げていきたいと考えています」
今後はWebや電話にも対応予定
この「さくらさん」は、窓口での接客だけやなくて、今後は電話やWebなどの問い合わせ対応にも広がっていく予定なんやって。将来的には、AIが窓口以外の業務もカバーして、自治体全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える存在になるかもしれへんね。
AIによる公営住宅窓口のモデルケースに
堺市での導入が成功すれば、全国の自治体にも広がっていく可能性がある今回の試み。AIが暮らしの現場に入ってくるっていう新しい動きに、これからも注目していきたいところやね。
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