堺市西区にあるダイキンの堺製作所臨海工場で、AIが工場設備の故障原因を診断してくれる仕組みの試験運用が始まったんやて。これはダイキンと日立製作所が一緒に進めてる取り組みで、2025年4月から実際の現場で使えるかどうかを試してるところや。

このAIは、工場の保全担当者がタブレット端末から質問すると、ポンプやバルブなどの設備に異常があったときに、考えられる原因と対策を10秒以内に返してくれるんやって。しかも、その精度は90％以上やと確認されてるらしいわ。

その仕組みには、ダイキンがこれまで蓄えてきた工場設備の図面や保全の記録、それに日立が開発した故障原因を分析する手法が使われてて、生成AIにそれらを読み込ませて賢くしてるんや。これによって、ベテランの保全技術者と同じか、それ以上の判断ができるようになっとるということやね。

ダイキンは世界中に90か所以上の工場を持ってて、保全の質にバラつきが出てしまうという課題があったんやけど、このAIが実用化されたら、どこの工場でも同じ水準で対応できるようになる見込みや。試験運用は9月までに終えて、そのあとは他の国内外の工場にも広げていく予定らしいで。

この取り組みは、熟練の技術者が減ってきてるいま、現場で働く人の負担を減らして、工場を止めへんようにするための大事な一歩かもしれへんね。

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいように堺弁で書いています