堺の町の地下に眠っとった宝物を「ちょこっと」展示
中世の貿易の名残を、町家歴史館で見られるんやで
文化・歴史どこ行こ


堺の町には、いまも地面のすぐ下に、昔の貿易で行き交ったモノが残ってるんよ。今回、その一部が町家歴史館で「街角やきものセレクション~貿易陶磁器~」として、期間限定で展示されることになったんや。
中世の堺は、人やモノ、情報が集まる日本有数の貿易都市やったんよ。今回の展示では、堺区の地下約1メートルから出土したやきものが2点紹介されてる。いずれも堺の歴史を物語る貴重な品やねん。
展示されるのは、以下の2点やで。
中国青花花鳥文大皿(17世紀初頭)
堺区車之町西1丁で見つかった大皿で、口径が42cmもある大きなもんや。中国・福建省の窯で焼かれたとされてて、水鳥と蓮の情景が藍色で描かれてる。大坂夏の陣のころの地層から出てきたらしいわ。
展示場所:町家歴史館 鉄炮鍛冶屋敷(堺区北旅篭町西1丁3-22)
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韓国粉青沙器壺(15世紀後半)
堺区市之町西2丁で発掘された壺で、「象嵌(ぞうがん)」という技法を使って模様が彫り込まれてる。韓国・慶尚南道で作られたもんやと考えられてて、焼け跡から出土したことから、町が大火に見舞われたこともわかるんやって。
展示場所:町家歴史館 山口家住宅(堺区錦之町東1丁2-31)
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展示期間
令和7年4月23日(水曜)~7月21日(月曜・祝日)
開館時間・休館日
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
火曜日休館(祝日の場合は翌日)
入館料
山口家住宅:一般200円(団体160円)
鉄炮鍛冶屋敷:一般500円(団体400円)
共通入館券:一般600円(団体480円)
※中学生以下、市内在住の65歳以上、障がいのある方と介助者は無料(要証明)
アクセス
山口家住宅:阪堺線「綾ノ町」電停より徒歩約3分
鉄炮鍛冶屋敷:阪堺線「高須神社」電停より徒歩約4分
※両館間の距離は約620m、どっちも駐車場ないで。
展示の内容については堺市の資料も見てみてな:
展示の解説はこちら(PDF)
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