福祉施設給食で75人がノロウイルスで嘔吐や下痢

堺市が断定、給食作った業者が2日間営業停止になったんよ

事件・事故

4/25/2025

堺市は4月25日、堺市中区東山にある給食業者「株式会社ダイフク」が調製・配送した食事を原因とする食中毒が発生したと発表したんよ。患者は市内の福祉施設で確認されていて、摂食者は222人、有症者は75人(男性15人、女性60人)やった。症状は嘔吐や下痢、発熱などやけど、重症者はおらんかったんよ。

堺市によると、4月18日午後5時ごろ、市内事業者から「給食配送先の複数施設で、嘔吐や下痢等の症状を呈する患者が発生している」旨の届け出があったんやって。調査を進めたところ、患者らは共通してダイフクが4月15日から17日に調製した食事を食べとったことがわかったんよ。患者同士で感染症を疑うような事実は確認されず、便検査の結果、給食配送先施設の患者20人とダイフクの調理従事者1人からノロウイルスが検出されたんや。

この結果を受けて、堺市はダイフクに対して4月25日から26日までの2日間、営業停止処分を命じたんよ。検査は堺市衛生研究所が実施して、患者の検便20検体からノロウイルスが陽性、調理従事者も同じやった。拭き取り検査5検体については、食中毒細菌はすべて陰性やったとのことやね。

ノロウイルスは冬場によう流行する胃腸炎の原因ウイルスで、感染から24時間から48時間くらいで嘔吐や下痢を引き起こすんよ。症状はたいてい1〜2日で治るけど、感染力がとても強いから、よう集団感染の原因になってしもてるんよ。治ったあとも便に1週間くらいウイルスが出ることがあるから、油断したらあかんで。

堺市によると、ノロウイルスによる食中毒は、感染してる人が調理することで食品や調理器具が汚染されたり、カキなんかの二枚貝を加熱不十分で食べたときにも起こることがあるんやって。予防するには、体調が悪いときは調理に関わらんようにすること、手洗いや器具の消毒をしっかりすること、そして食品を十分に加熱して食べることが大事とのこと。

予防のポイント
  • 調理する人の体調管理を徹底し、嘔吐・下痢などの症状がある場合は調理を控えること

  • 手指の洗浄・消毒を十分に行うこと

  • 調理器具や調理台の洗浄・消毒を徹底すること

  • 食品をしっかり加熱調理すること


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