泉ヶ丘駅前はどう変わる?堺市の新ビジョンを読む(概要編)

堺市が泉ヶ丘のことで、いま意見集めてるんよ

政治・行政インタビュー・特集

5/3/2025

堺市では、南区の泉ヶ丘駅前エリアの再整備に向けた新たなビジョン案を公開して、いまパブリックコメント(市民の意見)を集めてるで。泉ヶ丘に住んでへん人にとっても、堺市全体のまちのあり方や、これからのまちづくりに関わる大事な話題やねん。

泉ヶ丘駅前は、泉北ニュータウンの中心になる交通や商業、文化がぎゅっと集まった場所。昭和40年代から開発が進められて、いまは人口が減って高齢化も進んでんねん。平成23年に最初のビジョンができて、平成27年には大学の誘致や施設の再編を受けて見直されたんよ。そしていま、その計画の期間が終わるタイミングで、次のステップに向けて新しいビジョン案が出されてるってとこ。

どこがどう変わるの?

今回のビジョン案では、泉ヶ丘駅を中心に半径800メートルくらいの範囲が対象になってるんよ。泉北高島屋(パンジョ)やビッグバン、市民センターなどのまわりに、新しい機能や空間を整えていこかっていう構想なんや。

特に注目されてるんが、近畿大学医学部と附属病院(ベッド数約1,000床)の新設やねん。泉ヶ丘駅から歩いて行ける場所にある府営住宅の跡地なんかを使って、南大阪全体の医療の拠点になるような大きな病院をつくる予定なんよ。日々、医療関係者や患者さん、学生さんが駅前に行き交うようになったら、人の流れもガラッと変わるかもしれへんね。

それに、旧高倉台西小学校や旧保健センター、泉ヶ丘勤労者体育センターなどの公的な土地も再活用することが検討されてて、公共の場所を見直すええ機会にもなってるんよ。

どれくらいの期間で進むの?

この再整備は、すぐに一気に進むわけやないんよ。これから10年くらいを重点的な期間として、さらにその先20年後まで見すえた段階的なまちづくりになってるわ。駅前ビルのリニューアルや施設の整備みたいなハード面に加えて、市民や地域の団体によるイベントとか仕組みづくりみたいなソフトの面でも、まちを育てていく動きがあるんよ。

どんなまちを目指しているの?

今回のビジョン案のテーマはな、「誰もが主役になれるライブタウンセンター」を目指してるんよ。年齢とか立場に関係なく、住んで、働いて、学んで、遊べる、そんな要素がまじり合って、人と人とのつながりが生まれるまちをつくっていきたいって計画やね。

将来のイメージは、3つの柱で描かれてるんよ。

  • 子育て:自然や文化の中で子どもが楽しく育って、親も安心して子育てできるまち

  • 健幸(けんこう):医療や福祉がしっかりしてて、元気に暮らし続けられるまち

  • 創造:アートやビジネス、地域の活動など、新しいことが生まれるまち


5つの“コア”が駅前に広がります

駅前のエリアには、新しく5つの「コア」って呼ばれる拠点がつくられる予定なんよ。

  • 子どもコア(遊び・学び・支援)

  • パークライフコア(公園とにぎわいの融合)

  • 教育・健幸コア(病院・大学・健康の拠点)

  • シンボルコア(駅前広場などまちの顔)

  • ネクストコア(創造活動・新しい挑戦の場)


こういった拠点がゆるやかにつながりながら、普段の暮らしと特別な楽しみが共存できる空間をつくっていく構想なんよ。

誰がこのまちをつくるの?

泉ヶ丘駅前の再生は、市や大学だけがやるもんやないんよ。ビジョン案では、地域の人や事業者さん、行政が一緒になって動けるように、「エリアマネジメント組織」をつくっていこうって話になってるんやって。この組織がまちの変化を見ながら改善を重ねて、持続的に再生を進めていけるようにするらしいわ。

ざっくり言うたら、泉ヶ丘は医療や教育、公園みたいな多様な機能が近くにあるエリアやから、そういう施設を一体的に整えて、もっと便利で安心して暮らせる場所にしていこうっていう計画なんよ。

このビジョンについて、もっと詳しく知りたい人や、堺市に意見を出してみたいって思ってる人は、「泉ヶ丘駅前ビジョン案・詳細解説編」も読んでみてな。人口のことや、施設の再編、近大病院の移転のことなど、堺のこれからに関わる内容を詳しくまとめてるで。

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