堺市の製油所で量産されたSAFが旅客便に初供給
堺でつくった燃料が空のルートをひらいてるで
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■ JALの関空発旅客便に初めて国産SAFを搭載
2025年5月1日、日本航空の関西発・上海行き旅客便に、国内で製造された持続可能な航空燃料(SAF)が初めて使われたんよ。Fry to Fly Projectを通じて量産された燃料のうち、旅客便への供給はこれが初回やね。
■ 堺市の製油所に設置された量産設備
使用された燃料は、堺市のコスモ石油堺製油所の敷地内に設置された製造設備でつくられてるんよ。製造を担当するのは、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYという事業者で、国際的な持続可能性認証「ISCC CORSIA」を国内で初めて取得した企業でもあるんや。
製造設備は2024年12月に完成して、2025年4月から安定した供給体制が始まったところやね。旅客便への実供給が実現したことで、国内での量産と出荷が続けられるサプライチェーンが本格的に動き出したことになるんよ。
この事業は、国立研究開発法人「NEDO(ネド)」による助成も受けて進められてるねん。
■ 廃食用油を航空燃料に活用
Fry to Fly Projectは、ご家庭や飲食店などから出る廃食用油を集めて、国内資源として航空燃料に再生しようという取り組みなんよ。いまのところ、日本国内で出る廃油の多くは廃棄されたり海外に輸出されたりしてるけど、国内で使えるよう循環のしくみをつくっていこうとしてるんや。
プロジェクトは、当初29団体でスタートして、いまでは200を超える企業や自治体が参加する規模に広がってるんよ。
※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について

