元堺消防署用地の活用方針まとまる 歴史的建物を生かし交流拠点へ
環濠エリアのシンボルロード近く、地域の新たなにぎわい目指す
政治・行政


歴史資源を生かした活用方針
堺市は2025年5月、元堺消防署用地(堺区市之町西1丁1番27号)の活用方針をまとめたんよ。環濠エリアのど真ん中で、大道筋や大小路筋といった歴史文化資源が集まるシンボルロード交差点にも近い場所やねん。堺市は阪堺線の停留所も目の前でアクセスもしやすいとしている。ただ現状では、堺東駅から徒歩で約20分、堺駅からは徒歩で約10分やから、そこまで便利な場所とも言えないけど、今後の都市計画次第で変わる地域でもあるよ。
Googleマップはこちら
https://www.google.com/maps?q=堺市堺区市之町西1丁1番27号
ここが策定のポイント ※( )内はサカイタイムズ補足
既存建物を利用し、土地及び建物を民間事業者に貸付
(元消防署の建物を改修すんねん)
堺市が既存建物の外壁や防水改修等を実施
(外壁や屋根の防水は堺市が負担すんねん)
民間事業者が内装改修等及び管理運営を実施
(内装は借りる民間業者が自己負担で改修して運営の管理もすんねん)
事業期間は20年を想定
(貸す期間は20年って考えてんねん)
1階の公共性の高いスペースは貸付範囲外とし、民間事業者による管理運営を実施
(1階の道路に面しているところら辺は公共スペースとして民間業者には貸せへんねん。でも管理運営は民間に任せようと思ってんねん)
既存建物を活かした賑わい創出
建物は昭和43年度に建てられてから半世紀以上、地域の人に親しまれてきた元消防署やねん。この歴史ある建物を生かして、地域の新しいにぎわいと交流の拠点にする予定や。堺市が外壁や屋根の防水工事などを担当し、内装や運営は民間事業者が担う形を考えてるんよ。まち並みや建物の記憶を残しながら、民間の力で活用していく仕組みやわ。
活用イメージ(堺市が例示、確定ではない)
イスやテーブルなどのファニチャー設置
芝生広場の整備
マルシェなどイベントが可能なフリースペース
飲食・宿泊施設
環濠エリアの周遊を促す交通手段や情報発信機能
今後のスケジュール
2025年度~2026年度 事業者公募
2027年度~2029年度 設計・工事
2029年度以降 供用開始予定
※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について
画像:堺市HP「元堺消防署用地活用の方向性」より