大和川沿いに「グーリンジャンクション(仮)」 堺市が優先交渉権者を決定
自転車を楽しめる体験コースやカフェ、家族でくつろげる広場もそろえた、堺の新しいまちづくりの拠点やで
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画像:堺市HPより。※堺市追記「グーリン・ジャンクション」との名称は、優先交渉権者の提案名称であり、本施設名として決まったものではありません。
優先交渉権者を選定
堺市は6月3日、大和川リバーサイドサイクルライン沿いで整備を進めている自転車賑わい拠点「グーリンジャンクション(仮)」について、株式会社Andeco(大阪市)を代表とする企業グループを優先交渉権者に決めたと発表したんよ。株式会社きゅうべえ(京都市)、株式会社CYCLE Hub&Port、一級建築士事務所川上聡建築設計事務所、総合調査設計株式会社、株式会社鳥羽瀬社寺建築、株式会社建真もグループに加わってる。今後は市と協議を進め、正式な契約や運営へと進む見通しやねん。
拠点の内容とスケジュール
新しい拠点であるグーリンジャンクション(仮)は、堺区遠里小野町1丁目、約1.3ヘクタールの敷地にできる予定。阪堺線大和川停留場も近い便利な場所や。2027年3月のオープンを目指し、2025年10月から設計や工事が始まる計画。管理運営期間は10年2カ月。市が負担する整備費用は3億円。事業者は建物1平方メートルあたり月額2,230円、土地1平方メートルあたり月額426円の貸付料を市に支払うことになってる。
堺市民にとってどう変わる?
子どもや初心者でも安心して自転車に親しめる体験コースやイベントが利用できる
週末は家族や友だちとピクニックやレジャーを楽しめる広場やカフェが新設される
通勤・通学の自転車利用がより便利で快適になる
地元のサイクルイベントや健康教室など、幅広い世代が交流できる機会が広がる
自転車のレンタルやメンテナンスなど、地元で受けられるサービスが増える
堺市の方針と事業の背景
この取り組みは「サイクルシティ堺」の一環として、市民や観光で訪れる人が自転車を身近に感じられるまちづくりを進めるためのもんやねん。大和川沿いの高規格堤防事業で生まれた土地を「堺市かわまちづくり計画」(平成31年)や「堺市自転車活用推進計画」(令和5年)に基づき、順次活用してきた流れがあるってこと。大和川リバーサイドサイクルライン(全長約25キロ、堺市区間約8キロ)も、その一部として整備されてきたわ。
公的施設と民間活用施設
今回整備されるグーリンジャンクション(仮)は、公的施設と民間活用施設が一緒になった新しい自転車の拠点や。サイクルステーション(駐輪・交流・情報発信)や自転車体験施設(教室やコース)、多目的広場、駐車場などを公的施設として整備する。民間活用施設にはベーカリーカフェや自転車の小売・メンテナンスなども含まれ、企業グループの企画力を活かし、多くの人が集まる場所になる見通しやで。
主な特徴と利用イメージ
新しい拠点はサイクリストだけでなく、子どもや高齢者、家族連れ、学生や留学生も利用しやすい空間を目指してる。200メートルのトラックやパンプトラック、すり鉢広場で自転車の体験ができるほか、初めて自転車に乗る人も安心して練習できるよう工夫される予定。サイクルステーションにはトイレやシャワー、休憩スペースも設ける計画。広場や芝生ではピクニックや週末イベントも楽しめる環境を整える。ベーカリーカフェも併設される予定や。
選定委員会の評価と今後の予定
有識者で構成された選定委員会では、「子ども向け自転車安全教育への考え方」「ライフスタイルに合わせた提案」「実体験に基づいた創意工夫」「大和川堤防道路からの眺めに配慮した建物配置やデザイン」「安定した管理運営ができる経験」などが評価されてた。今後は堺らしさを生かした運営にも期待が寄せられてるよ。
事業スケジュール
2025年10月から2027年1月に設計・工事、2027年3月に供用開始予定。
オープン予定:2027年3月
場所:堺市堺区遠里小野町1丁目(大和川リバーサイドサイクルライン沿い・阪堺線大和川停留場近く)
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