委託先のパソナが個人情報紛失 堺市子育て事務センター

保育料無償化となる保護者の郵便物があらへん。アナログで対策強化するで

政治・行政地元ニュース

6/5/2025

子育て事務センターで個人情報紛失

堺市が子育て支援事務を委託している子育て事務センター(株式会社パソナ)で、保護者から提出された書類の紛失事案が発生したんよ。預かり保育を利用する児童の保護者で、市独自の保育料無償化の対象となる方が提出した利用者負担交付金請求書(18名・6世帯分)が所在不明になったもので、児童や保護者の情報、住所、振込先口座など個人情報が含まれていたわ。

経緯と確認状況

2025年5月26日、堺市が提出期限を過ぎた請求書の受付状況を確認した際、認定こども園1か所分の書類が受付されていないことが判明したんや。園に確認したところ、5月12日に委託事業者(株式会社パソナ)へ発送済みとの回答があり、その後、事務センターで郵便物は5月13日に受領したことが記録されていたわ。しかし、仕分けや受付の処理がされておらず、書類の所在が不明となった。

市や事務センターでは捜索や関係者への聞き取りを実施したものの、請求書は発見できていないねん。5月30日から6月4日にかけて、関係する園や保護者に説明と謝罪を個別に行い、書類の再提出を依頼している状況やわ。現時点で個人情報流出による被害は確認されていない。

原因と再発防止策

原因は、委託事業者(株式会社パソナ)側で個人情報を含む郵便物の取扱いに対する意識が不十分で、書類を担当者間で渡す際に明細の相互確認がされていなかったこととしたわ。今後は、郵便物受付簿を用いた明細確認の徹底、担当者間での受渡し記録の強化、そして管理・保管体制の再点検や全従業者への研修を実施し、再発防止に取り組む方針やで。

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