堺市、13日に光化学スモッグ注意報 府内で唯一発令
環境基準2倍を超える濃度 昨年に続いて今年も発令されたわ
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堺市だけに注意報
6月13日(木曜)、大阪府は「堺市及びその周辺」に対して光化学スモッグ注意報を発令したんよ。時刻は14時30分、解除されたのは同日の17時50分やった。この日、大阪府内で注意報が出されたのは堺市だけやったわ。
光化学スモッグ注意報は、その地域のオキシダント濃度が120ppbを超えていて、気象条件からみてその状態がしばらく続くと判断されたときに発令される仕組みになってるねん。
昨年も6月と9月に発令
堺市では、2024年にも6月と9月にも注意報が出されてる。昨年、大阪府内で注意報が発令されたのは堺市のほかに、東大阪地域と北大阪地域だけやった。堺市は、いまだに府内でもオキシダントの濃度が高くなる傾向がある地域やねん。
2024年6月に堺市で観測されたオキシダントの最高濃度は0.132ppm、8月は0.127ppmやった。国が定めてる環境基準は、1時間あたりの平均値が0.06ppm以下とされていて、昨年それを超える日が何日もあった。注意報が出ていない日でも、基準を超える数値が記録されてる日があったことも確認されてる。喘息や気管支が弱い方は注意が必要やわ。
オキシダントの成分と堺市の対応状況
オキシダントは、工場のけむりや車の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)が、太陽の紫外線を受けて光化学反応を起こすことでできるもんやねん。そこからオゾンやパーオキシアセチルナイトレート(PAN)などの酸化力の強い物質が生成される仕組みになってる。
堺市では、大阪府の観測体制に基づいて調査や情報提供、注意喚起を続けてるけど、いまも府内では堺市で高い数値が出てる状況が続いてるわ。
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