伝染性紅斑(リンゴ病)が流行、堺市でも警報レベル

堺市内でも子どもを中心に広がってきてるから気ぃつけてな

地元ニュース

6/13/2025

堺市内で39例、中区が特に多い

堺市では、2025年第23週(6月2日~6月8日)に報告された伝染性紅斑の患者数が39人となり、定点あたりの報告数は2.29。前の週と比べて44%も増えとって、大阪府が定めてる警報レベルの目安(2.0)を超えた状態やねん。大阪府全体では398人、定点あたり2.14という数値になってる。

区ごとの発生状況

特に中区では定点あたり7.50と、他の区よりも大きく上回ってるねん。

  • 中区(医療機関数2):7.50

  • 北・東・美原区(6):2.83

  • 南区(3):1.00

  • 堺区(3):0.67

  • 西区(3):0.67

「リンゴ病」とも呼ばれる感染症

伝染性紅斑はヒトパルボウイルスB19が原因の病気で、例年、年始から夏前にかけて流行する傾向があんねん。5〜9歳の子どもに多いと言われてるで。頬がリンゴみたいに赤くなる発しんが出るから、「リンゴ病」って呼ばれることもあるんよ。

発熱やかぜに似た症状のあとに、ほっぺにくっきりした赤い発しんが出て、あとから体や手足にレースみたいな模様の発しんが出るんやけど、たいていは1週間くらいでおさまるみたいやねん。発しんが出る前のかぜ症状のときに、ウイルスの排出が多いとされてる。

主な症状と感染経路

感染してから10〜20日ほどの潜伏期間のあと、微熱やかぜのような症状が出て、その後に両頬に赤い発しんが出てくるねん。さらに体や手足にも発しんが広がることがあるわ。

発しんが出るころには感染力はほとんどなくなるけど、症状が出る前のかぜのような時期にはウイルスが多く出るさかい注意が必要やね。咳やくしゃみによる飛まつ感染、接触感染でうつることが知られてるで。飛まつや接触でうつるねん。

妊娠中の人は特に注意が必要

妊娠中にこのウイルスに感染したことがない人がうつった場合、まれに胎児に影響が出ることがあるとされてる。発熱や倦怠感が出てから発しんが現れるような症状があったら、すぐに医療機関に相談してな。

まわりに患者が出てる場合も、妊婦健診のときにお医者さんに伝えて、必要に応じて対応してもらうのが安心やわ。かぜ症状のある人との接触はなるべく避けて、手洗いやマスクの着用を心がけてな。

出典:堺市公式HP(伝染性紅斑発生状況・基礎情報)

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