堺市立中学校で採点データ誤送信
理科のテスト解答用紙データを別の生徒に送ってしまったんや
政治・行政


テスト結果を誤送信
堺市内の市立中学校で、定期テストの採点データを誤って別の生徒に送信し、26名分の個人情報が漏えいしたことが明らかになってん。最近はテストのあと解答用紙をスキャンして採点後にその解答用紙のデータを生徒に送るんやけど、それをみんな間違って送信してしもたってことな。
26名分の解答用紙と成績データが閲覧
6月25日、中学3年生の1クラスで理科の期末テストが行われた。採点後の解答用紙データをデジタル採点支援システムで生徒に返却する際、誤って他の生徒のデータが送信される事態が発生。生徒から「自分の解答用紙ではない」との指摘があり、その場で教員がパソコンの画面を閉じるよう指示してん。調査の結果、同じクラスの生徒26名全員に別の生徒のデータが閲覧されていたことがわかったわ。
確認作業を怠ったことが原因
本来、解答用紙をスキャンする際にはチェックリストを使って出席番号順に並んでいるかを確認し、データと生徒情報の連携も複数の教員でチェックする運用やった。しかし今回は、担当教員がチェックリストによる確認をせず、連携作業も1人で行ったため、出席番号順になっていないことに気付かず、誤送信が起きてしまってん。
市教育委員会は全校へ再発防止を通知
今回の事案を受けて、教育委員会は解答用紙の確認作業やシステム上のデータ連携を複数の教員で徹底し、管理職への報告後に生徒へ返却するよう市内全中学校に通知したわ。今後は教員への周知や運用の見直しを進め、同様の事案を防ぐとしてるで。
学校名:非公表(堺市立中学校1校)
発生日:2024年6月25日(試験実施)、7月1日(誤送信発覚)
漏えい内容:生徒26名分の理科テスト解答用紙データ・点数
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