堺 アルフォンス・ミュシャ館で特別展「ミュシャと夢二 STYLE of BEAUTY」8月23日~11月30日開催

アール・ヌーヴォーと大正浪漫の美が堺で出会う企画やねん

どこ行こ

7/10/2025

堺 アルフォンス・ミュシャ館と夢二郷土美術館による特別展「ミュシャと夢二 STYLE of BEAUTY」告知ポスター(2025年8月23日~11月30日開催)の画像
堺 アルフォンス・ミュシャ館と夢二郷土美術館による特別展「ミュシャと夢二 STYLE of BEAUTY」告知ポスター(2025年8月23日~11月30日開催)の画像
2人の女性像に光

堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)では、特別展「ミュシャと夢二 STYLE of BEAUTY」が8月23日から11月30日まで開かれるんよ。アール・ヌーヴォーを代表するアルフォンス・ミュシャと、大正浪漫の画家・竹久夢二。それぞれの作品に描かれた「女性像」をテーマに、ふたりの美の表現を比較しながら紹介する展覧会やねん。ミュシャの優雅な女性像と、夢二式美人のしぐさや日常美が一堂に見られる、夢二郷土美術館の特別協力による初めての大規模二人展やわ。

作品展示と展覧会の見どころ

会場には、ミュシャと夢二が描いた似たポーズやモチーフの作品が並ぶほか、2人が見つけた「日常のしぐさの美」「理想のポーズの美」を比較できるコーナーもあるんよ。美しくて可愛い、グラフィック・デザイン作品や、ふたりの郷愁や希望を映すふるさとの女性像なども展示されるで。さらに、1900年パリ万国博覧会のためにミュシャが制作した壁画の下絵や、タペストリー、彫像も公開される予定やで。展示チラシPDF

堺市とミュシャの関係

堺 アルフォンス・ミュシャ館が持ってるミュシャの作品は、「カメラのドイ」を作った土居君雄さんが集めはったもんやねん。土居さんが亡くなったあと、ご家族が堺市に寄贈してくれはって、今ではポスターや油彩画、素描や宝飾品など、世界でも有数のコレクションになってるわ。ミュシャ館では、ミュシャの若いころから晩年までの作品がいろんなテーマで展示されてるんよ。

それから、堺で生まれ育った歌人の与謝野晶子さんは、明治時代の文芸誌『明星』で活躍してはって、その誌面にミュシャ(当時は「ムッカ氏」と紹介されてた)に影響を受けた挿絵が載ってたこともあるんよ。こんなふうに、ミュシャは堺にとって縁の深い画家やねん。

イベント情報

特別展:ミュシャと夢二 STYLE of BEAUTY
会期:2025年8月23日(土)~11月30日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時15分(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日・休日の翌平日(※詳細はHP参照)
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
(堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館/JR阪和線「堺市」駅すぐ)
Googleマップはこちら
観覧料:一般900円(720円)、高校・大学生550円(440円)、小・中学生150円(120円)
※( )内は団体料金

特別協力:公益財団法人両備文化振興財団 夢二郷土美術館
協力:京都工芸繊維大学美術工芸資料館、OGATAコレクション

関連イベント・ワークショップも多彩

会期中には、学芸員によるスライドトーク(9月21日)、チェコ文化講演会(9月23日)、こども向け展示解説ツアー(10月18日、11月23日)などのイベントがあるんよ。
また、ワークショップも予定されていて、「学芸員のお仕事体験」(8月24日)、「てづくり青写真カード」(9月14日・10月4日/材料費1500円)、「封筒づくり体験」(8月30日、9月28日、10月12日、11月16日/材料費500円)も開かれるんよ。詳細や申込方法はミュシャ館のHPで案内されてるわ。

関連イベント

両館学芸員によるスライドトーク
夢二郷土美術館学芸員と当館本展企画学芸員が、ミュシャと夢二の魅力について語ります。
講師:井土真菜(夢二郷土美術館学芸員)、原田悠里(企画担当学芸員)
日時:2025年9月21日(日)14:00~(90分程度)
定員:60名(申込不要・当日先着順)
対象:どなたでも
参加費:無料
※イベントの参加には、本展会期中の観覧券(半券可)の提示が必要です。

講演会「Muchaの故郷チェコ♡美しい楽しいチェコバナシ」
堺在住のチェコ人スザンカさんによる楽しいチェコ文化のお話です。
講師:スザンカ・ハニヴァロヴァー
日時:2025年9月23日(火・祝)14:00~(90分程度)
定員:60名(申込不要・当日先着順)
対象:どなたでも
参加費:無料
※イベントの参加には、本展会期中の観覧券(半券可)の提示が必要です。

みてくらべてミュシャと夢二、初めてのびじゅツアー
こども向けの展示解説ツアーです。中学生以下の参加者には重ね押しで絵が完成するスタンプラリー用紙をプレゼント。
日時:①2025年10月18日(土) ②2025年11月23日(日) 各日14:00~(30分程度)
場所:展示室内にて(申込不要)
参加費:無料
対象:中学生以下(保護者同伴可)
特典:中学生以下の参加者に重ね押しで絵が完成するスタンプラリー用紙をプレゼント
※イベントの参加には、参加当日の観覧券が必要です。

学芸員のお仕事体験!~解説を考えてみよう~
学芸員の仕事について知る体験講座です。展示作品の解説文を考えるプログラムで学芸員がサポートします。
講師:堺 アルフォンス・ミュシャ館 学芸員
日時:2025年8月24日(日)13:30~(90分程度)
定員:6名(要申込)
対象:小学3年生~中学3年生
参加費:無料
申込:ミュシャ館HP・電話・窓口
※イベントの参加には、本展会期中の観覧券(半券可)の提示が必要です。

てづくり青写真でオリジナルカードをつくろう
ミュシャや夢二のモチーフを組み合わせてコラージュして焼きつけると、青色のオリジナル写真ができあがります。
講師:若林久未来(古典写真作家)
日時:①2025年9月14日(日) ②2025年10月4日(土) 各日11:00~、14:00~(2時間程度)
定員:各回10名(申込先着順、受付開始①8月9日(土)②8月30日(土)各日9:30~)
対象:小学生以上
Artistic photogram®登録6727402
参加費:1,500円(材料費)
申込:受付開始日以降にミュシャ館HP・電話・窓口で申込
※イベントの参加には、本展会期中の観覧券(半券可)の提示が必要です。

ばれんで刷り刷りミュシャと夢二のモチーフ封筒づくり
ミュシャと夢二のワンポイントモチーフを、ミュシャは石版(リトグラフ)、夢二は木版技法を用いて封筒に刷ります。(版は製版しています。刷り体験をお楽しみください。)
日時:①2025年8月30日(土) ②2025年9月28日(土) ③2025年10月12日(日) ④2025年11月16日(日)各日13:30~15:00(随時ご案内)
参加費:500円(材料費)
対象:どなたでも
申込:申込不要・当日先着順
※イベントの参加には、本展会期中の観覧券(半券可)の提示が必要です。

各イベントの詳細・最新情報・申込方法は堺 アルフォンス・ミュシャ館HPで案内
https://mucha.sakai-bunshin.com

【問合せ先】
堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
電話:072-222-7227
文化観光局 文化国際部 文化課
電話:072-228-7143

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について