静電気雑草抑制装置を堺の企業らが近大と共同開発

つる草とかを静電気の技術で抑える世界初の対策機器やねん

地元ニュース

7/30/2025

つる草の繁茂を防ぐ静電気雑草抑制装置WCPの設置作業と、実際にフェンスに設置された装置の様子|堺市のニュースならサカイタイムズ
つる草の繁茂を防ぐ静電気雑草抑制装置WCPの設置作業と、実際にフェンスに設置された装置の様子|堺市のニュースならサカイタイムズ
事業者向けに8月1日から発売

株式会社トワロントレーディング(堺市西区)は、近畿大学農学部や朝日金網株式会社と連携し、静電気の技術を使った新しい設置型雑草抑制装置「WCP(Weed Control Panel)」を共同開発したと発表してん。発売は8月1日からで、公共インフラ施設や太陽光発電所、高速道路などでの活用が見込まれてるわ。

静電気でつる系雑草を抑制

このWCPは、フェンスなどに巻き付いて増えるつる系雑草の成長を静電気で抑える仕組み。市販のソーラー式電牧器を使い、特別な技術なしでも軽くて簡単に設置できるわ。葛(クズ)などのつる草が多い現場や、人手が足りん場所でも除草作業の負担軽減に役立つ機器になってるで。

4年間の実用化試験で効果確認

令和3年からは実際の現場で試験が続けられてて、第二阪奈有料道路や近畿大学奈良キャンパスの境界フェンスなどで抑制効果が確認されてる。いまは特許の出願も進んでるそうやわ。事前予約すれば現地見学も可能で、関心のある事業者には案内があるとのこと。

製品や問い合わせ先

WCPのサイズは945×945×30ミリで、重さは約2.95キロ。素材は塩化ビニルと亀甲金網やねん。価格は都度見積になってるわ。発売日以降は、堺市のトワロントレーディング社を通じて購入や相談ができる。設置方法など詳しい資料も案内されてるよ。

【連絡先・申込等まとめ】
・見学案内/問合せ:
 近畿大学農学部農業生産科学科教授 松田克礼
 ymatsuda@nara.kindai.ac.jp
 株式会社トワロントレーディング 梶村
 n.kajimura@towaron.co.jp
・商品概要・設置方法(PDF):
 https://towaron.com/pdf/20250718_WCP%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf

発売開始日:2025年8月1日(金)
・販売方法:問合せまたは営業販売(都度見積)
・販売対象:公共インフラ、太陽光発電所、高速道路、鉄道などの事業者
・会社情報:株式会社トワロントレーディング
 大阪府堺市西区築港新町2-6-13
 ホームページ:https://www.towaron.co.jp/

【朝日金網株式会社】
所在地:大阪府四條畷市岡山2-21-22
代表者:代表取締役 平井真奥
創業:大正12年(1923年)5月
事業内容:野生動物侵入防止柵・防鳥金網・法面緑化用金網の製造販売、産業資材向け金網の販売、その他金網加工品・線材加工品の販売
資本金:7,500万円
ホームページ:https://awn.co.jp/

【関連リンク】
・近畿大学農学部 農業生産科学科 教授 松田克礼
 https://www.kindai.ac.jp/meikan/402-matsuda-yoshinori.html
・近畿大学農学部
 https://www.kindai.ac.jp/agriculture/

堺の「地元ニュース」一覧はこちら

※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいよう堺弁で書いています。 堺弁β版について