堺市が子ども自殺対策で連携協定と新支援チーム設置
SNS相談と専門チームで、学校と地域が協力して子どもを守る仕組みがはじまるんよ
政治・行政


SNS相談と連携で若年層の支援強化
堺市は8月5日、NPO法人ライフリンクと「自殺対策SNS等地域連携包括支援事業」の連携自治体協定を締結したと発表したよ。この協定は、自殺リスクを抱える人が必要な支援につながるよう、SNS相談などを活用して体制を強化する内容になってる。とくに30代以下の若年層が対象になってて、ライフリンクが市民専用のSNS(LINE)アカウントを開設し、相談につながる案内カードも配布される予定やねん。
ライフリンクはSNS相談「生きづらびっと」や電話・Webチャット相談「#いのちSOS」などを実施してる団体で、厚生労働省の「基幹SNS相談事業者」として唯一指定されてるんよ。堺市の相談窓口で案内カードを受け取った人は、SNSを通じて相談できる仕組みになってる。相談内容は同意があれば堺市こころの健康センターにも情報が共有されて、必要に応じて関係機関と連携して支援を受けられるんよ。相談支援のスキルアップ研修や情報交換も進められることになってるわ。
子ども自殺危機対応支援チーム「サクシス」が学校をサポート
9月1日からは、市立中学校や高校の教職員を支える「堺市子ども自殺危機対応支援チーム(SCSCIS/サクシス)」の活動も始まる予定やねん。サクシスには児童精神科医や弁護士、心理職、民間団体、市の健康福祉局や教育委員会事務局の職員などが関わってる。
このチームは、学校から支援要請があったときに一体となって対応する仕組みやねん。専任のコーディネーター(精神保健福祉士)が状況の確認や事実関係の把握をして、庁内会議や専門家を交えた検討会議で支援方針を決めていくんよ。支援方針が学校に伝えられた後も、継続してフォローアップが行われる形になってる。この取組によって、教職員の自殺危機対応スキルの向上や、心理的ストレスの軽減が目指されてるわ。
堺市自殺対策推進計画(第3次)
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/gyosei/shishin/kenko/73787820220328105820566.html
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