増え続ける堺市の空き家 全体として11.7%増加
堺の一戸建てと長屋の空き家、5年間で800戸近く増えたんよ
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令和6年度の実態調査が判明
堺市の令和6年度空家等実態調査結果によると、堺市は5年間で約800戸の空き家が増えたんよ。今回の調査は堺市が市内全域を対象に実施し、一戸建てと長屋建の空き家を水道の閉栓や長期間未使用の情報から抽出。そのあと現地で外観を目視して特定し、管理状況も確認したものやねん。
5年前と比べて大幅増
区別の空き家等戸数(2019年度→2024年度/増加率)は下記の通りやわ。
・堺区 1,854戸(2019年)→1,857戸(2024年)【+0.2%】
・中区 875戸(2019年)→1,019戸(2024年)【+16.5%】
・東区 879戸(2019年)→1,113戸(2024年)【+26.6%】
・西区 1,480戸(2019年)→1,647戸(2024年)【+11.3%】
・南区 552戸(2019年)→609戸(2024年)【+10.3%】
・北区 760戸(2019年)→875戸(2024年)【+15.1%】
・美原区 400戸(2019年)→474戸(2024年)【+18.5%】
堺市内の空き家は、2019年度の6,800戸から2024年度には7,594戸まで増え、全体で約11.7%の増加となったんよ。すべての区で空き家が増加しているのが特徴やねん。
東区は5年間で約26.6%増加し、234戸増と最も高い伸び率になったわ。美原区も18.5%増、北区や中区も15%前後の増加幅やね。中区は144戸増、美原区は74戸増、北区も115戸増えてる。西区や南区も10%以上の伸びで、それぞれ167戸、57戸増加した状況やわ。
一方で、堺区は+0.2%(3戸増)とほぼ横ばいにとどまったんやけど、戸数自体は全市で最も多く、2024年度も1,857戸と高い水準を維持してる。西区も1,647戸で全体2番目の多さやよ。
こうした結果から、市の中心部では大幅な増加は見られへんかったものの、もともと空き家戸数の多い区でも高止まりの傾向が続いてるんよ。東区や中区、美原区など郊外エリアでは住宅地の広がりに対して空き家の管理や活用が課題になっていて、今後の対策がより求められる状況やわ。
アンケート調査の案内
堺市では、令和6年度空家等実態調査の時点で普段住んでいないと見られる建物について、所有者を対象としたアンケートも始まってるんよ。建物登記情報をもとに、該当する所有者にアンケート用紙を郵送中やね。記入後は返信用封筒で返送できるほか、Webでの回答も可能になってるわ。締切は令和7年9月7日(日)まで。
【問い合わせ先】
株式会社シティ・プランニング
電話:0743-86-4932(担当:吉田、前原)
※月曜~金曜(祝日除く)9時30分~17時30分
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