福助が靴下制作体験を開催 HANKYUこどもカレッジに協力

堺の事業所で小学生6人が説明や見学を経て、自分でデザインした靴下を完成させてん

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サカイタイムズ

8/14/2025

福助大阪事業所で小学生が靴下デザイン、染色体験、編み機見学をする様子|堺市のニュースならサカイタイムズ
福助大阪事業所で小学生が靴下デザイン、染色体験、編み機見学をする様子|堺市のニュースならサカイタイムズ
小学生6人が靴下づくりを体験

福助株式会社は、阪急梅田本店主催『HANKYU こどもカレッジ』に協力して、2025年7月24日に堺市堺区の大阪事業所で靴下制作体験を開いたんよ。応募の中から選ばれた小学生6人が、保護者といっしょに参加。この講座への参加は、2023年に続いて今回が2回目やねん。

デザインから染色、品質検査見学まで

講座の初めには、同社の商品企画や技術開発の担当者が会社や靴下の概要、製造工程や業務内容について説明したで。そのあと、専用の型紙に靴下のデザインを描き、色や模様を考える工程に進んだわ。何度も描きなおしてベースやモチーフの色を決めたあと、糸の染色も体験。続いて靴下編み機を見学し、品質検査の工程も見てもらってん。完成したデザインは福助が製造し、2025年8月9日以降に阪急梅田本店で渡されたんよ。

福助と堺のものづくりの歴史

福助は明治15年(1882年)、大阪・堺で足袋装束卸問屋「丸福」として創業。当時は手縫いが主流やった足袋を、「より良い商品を多くの人に届ける」という信念のもと、機械縫いの技術を研究してん。効率的で品質の高い足袋の生産に成功し、事業を広げていったわ。その情熱は足袋を縫うミシンの開発にも及び、後に福助ミシンの発売へとつながったんよ。

まごころでつくり始めた靴下

昭和7年(1932年)、福助は靴下の製造を開始。和装から洋装へと移り変わる時代、“誠心(まごころ)こめて”をモットーに技術開発や商品企画を進めてきたわ。長い歴史の中で培った技術は、現在の製造にも生かされているんよ。

開催概要(靴下制作体験会)
・開催日:2025年7月24日(木曜)
・会場:福助株式会社 大阪事業所(堺市堺区)
・対象:『HANKYUこどもカレッジ』で選ばれた小学生6人(保護者同伴)
・内容:会社と靴下に関する説明、デザイン制作(色や模様の検討・描き直し)、糸の染色体験、靴下編み機見学、品質検査見学
・引き渡し日:2025年8月9日以降
・引き渡し場所:阪急梅田本店
・主催:阪急梅田本店
・協力:福助株式会社

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