大仙公園で10月4日からガス気球運行開始 予約制度にずれ

堺市民割は現地購入のみで予約はWeb限定 同時に使えん仕組みになってるんよ

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サカイタイムズ

8/21/2025

新たに公開された古墳を空から眺める気球のイメージ画像 出典:アドバンス株式会社HP
新たに公開された古墳を空から眺める気球のイメージ画像 出典:アドバンス株式会社HP
大仙公園で始まるガス気球

堺市は延期していた大仙公園でのガス気球運行を10月4日から始めると発表したんよ。発着場は大仙公園どら池南側で、高さおよそ100メートルの上空から世界遺産・百舌鳥古墳群や堺の街並みを見渡せる仕組み。運行は午前10時から午後6時までで、1回あたり15分程度。初日の4日から10日までは午後1時からの運行になる予定やねん。

利用料金の詳細

大人(16歳以上):4200円/Web事前購入4000円/堺市民3200円/障害者3600円
こども(3歳~15歳):3000円/Web事前購入2800円/堺市民2200円/障害者2500円
3歳未満:無料

小学生未満の子どもは18歳以上の保護者同伴が必要で、保護者1人につき幼児2人まで乗車できるで。

「堺市民割」と「Web購入」の制度上の懸念

堺市の気球事業は、ヘリウム調達が困難になったり、2年前開始しようとしたら気球がしぼんだり、ゴタゴタ続きやった。さらに新たな懸念として、堺市民への割引きの扱いがある。

おおさか堺バルーンのホームページには「堺市民割は住所が確認できるもの(免許証、健康保険証、公共料金請求書など)を受付にてご提示ください」とある。つまり現地で買えば割引きが適用され、大人は3200円で利用できる。

一方で、堺市が示す購入方法は「おおさか堺バルーン」のホームページで「搭乗希望する日時を30分単位で選択」「搭乗日前日の午後3時まで購入可能」とされ、事前予約もできることになってる。ところがホームページ購入では堺市民割は適用されない。

そのため「予約して確実に乗れるWeb購入」と「安く利用できる市民割現地購入」の二律背反が発生している。これを解消するにはネット購入でも市民割を適用できる仕組みが必要やけど、住所確認書類をネットで提示する方法は示されていない。

今のままやと料金面では、一般のWeb割(大人4000円、こども2800円)より堺市民割(大人3200円、こども2200円)が安い。市民割の適用は受付での住所確認が前提で、堺市の資料にはWeb購入後の差額精算についての記載はないねん。最安を優先するなら、市民割を現地で利用する判断になるわ。

ホームページで購入→予約可・堺市民割は不可
現地の受付で購入→予約不可・堺市民割は適用

これを可能にするならネットのWeb割で購入しても堺市民割が適用されることやけど、住所が確認できるもの(免許証、健康保険証、公共料金請求書など)をネットで提示できるのか、という問題が残るわ。

チケット購入と搭乗の流れ

購入はホームページか発着場やで。

ホームページ:「おおさか堺バルーン」(アドバンス株式会社:兵庫県豊岡市日高町)公式サイト https://osaka-sakai-balloon.com/ にアクセスし、チケット購入ページからキャッシュレス決済。希望日時を30分単位で選び、搭乗日前日の午後3時まで購入できる。販売は令和7年10月1日から始まる予定。

購入後は入場時にコードを提示し、搭乗前に安全説明と古墳群紹介の映像を見たうえで、10分から13分ほどの飛行になる。

気球のりば

大仙公園内 どら池南側(堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁)Googleマップはこちら

大仙公園の気球のりばを示す案内図。堺市博物館や茶室、平和塔、駐車場、トイレなど周辺施設も表示|堺市のニュースならサカイタイムズ
大仙公園の気球のりばを示す案内図。堺市博物館や茶室、平和塔、駐車場、トイレなど周辺施設も表示|堺市のニュースならサカイタイムズ
運行の安全基準

運行は天候に左右され、強風や降雨、降雪、濃霧など安全な飛行に支障があると判断された場合は休止される。具体的には風速13メートル毎秒以上、1時間雨量4ミリ以上、1時間あたり降雪量1センチ以上、飛行視程1500メートル未満の場合などが基準となっている。

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地図画像:堺市HPより