堺市のクオルテックがMAPプロジェクト研究拠点を開所
立命館大学と環境負荷の少ないめっき技術をめざす共同研究するねん
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立命館大学キャンパス内に研究拠点
堺市堺区に本社を置く株式会社クオルテックは、7月に始めた「MAPプロジェクト」に関連して、研究開発拠点を9月2日に立命館大学びわこ・くさつキャンパス内の産学連携ラボラトリーに開所したんやわ。開所式には、クオルテックの山口友宏社長らと、立命館大学総合科学技術研究機構の高橋勲客員教授が出席したんやよ。
MAPプロジェクトとは
「MAPプロジェクト」(Mist-Assisted universal Plating)は、クオルテックが次世代成長事業として7月から始めた研究開発やねん。ユニバーサルめっき法を使って、低コストで安定供給が可能な環境配慮型コーティング技術の確立を目指しているんやわ。通信・半導体・医療・航空宇宙・再生可能エネルギーなど幅広い産業での活用が期待されてるねん。
研究の目的
この研究では、クオルテックが独自に開発した「ミストめっき法」を使って、これまで難しかった絶縁体上への金属成膜技術を開発することを目指しているねん。廃液処理の課題を解決し、水の使用量も削減できるため、環境負荷の小さいめっき技術につながるとされているんやわ。
研究の内容
銅やニッケル、クロムなどの金属をガラスや樹脂、セラミックなどの絶縁体上に成膜して特性や密着性を評価するほか、白金などの貴金属の代替技術も進める予定やねん。これにより、貴金属の使用量を10分の1以下に減らすことを目標にしているんやよ。
会社概要
会社名:株式会社クオルテック
代表取締役社長:山口友宏
所在地:堺市堺区三宝町4丁230番地
ホームページ:https://www.qualtec.co.jp/
主な事業:
・半導体や電子部品の不良解析、信頼性試験、新技術開発
・品質管理や実装技術に関するコンサルタント
・レーザ加工・表面処理(めっき)技術を中心とした微細加工
・試験装置の設計・開発・製造・販売
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