堺の現場監督が登場する企業ドキュメンタリー公開
「名もなき志を可視化する」をテーマにする映像シリーズの1つやねん
堺のニュース


働く人の志を描くドキュメンタリー
映像制作会社「株式会社シシクリエイション」(東京都港区、代表取締役CEO:塚原芳子)が手がけるYouTubeドキュメンタリーチャンネル「SisiDen(シシデン)」が、堺市の建設会社・進和建設工業株式会社の現場監督を取り上げた新作ドキュメンタリー『僕らはここで熱くなる』を公開したんや。
SisiDenは、「名もなき志を可視化する」をテーマに、全国の現場で働く人の“生き方”を記録する映像シリーズ。これまで医療、ものづくり、地域産業など、職業を超えて人の想いを伝えてきた企画やねん。今回はその舞台に、堺の建設現場が選ばれたかたちやわ。
カメラが見た“現場の人間力”
主人公は、進和建設工業株式会社(堺市北区)の現場監督・山地和馬さん(35)。多くの職人や協力会社をまとめる現場の中心人物として、堺の街の工事現場で奮闘する姿がカメラに収められているねん。
撮影では、普段の業務だけやなく、打ち合わせや休憩中の何気ない会話まで丁寧に追いかけ、チームの信頼関係や空気感まで映し出しているんやわ。派手な演出やナレーションはなく、現場の音や息づかいをそのまま届けるのがSisiDenの特徴。働く人の“声”をそのまま伝える構成になってるで。
映像を手がける会社とは
制作したのは、東京・港区を拠点に活動する「株式会社シシクリエイション」。企業の広報映像ではなく、“志の物語”をテーマに、働く人の内面を掘り下げるドキュメンタリーづくりで知られる会社やわ。代表の塚原芳子さんはこれまで、介護や製造など現場の最前線で働く人を撮り続けてきた映像プロデューサー。「効率やデータでは測れない、人の“熱”を感じた。AIが発達しても、人を信じてチームを動かす力はなくならない」と話し、堺の建設現場に光を当てた理由を語っているわ。
働く現場の“今”を伝える意義
作品の撮影では、進和建設工業の社員同士の対話や、地域イベント「ZOOプロジェクト」に取り組む様子も登場。現場だけやなく、組織や地域との関わりまで描くことで、建設業の新しい姿を見せる試みになってるわ。
作品情報
タイトル:僕らはここで熱くなる
公開日:2025年10月8日(水)
配信:YouTube「SisiDen(シシデン)」
主人公:進和建設工業株式会社 現場監督 山地和馬
制作:株式会社シシクリエイション
協力:進和建設工業株式会社
撮影地:大阪府堺市 ほか
動画尺:約10分
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