南大阪で子育て支援の新拠点づくり始動 5団体が採択

休眠預金を活用して泉北のまち財団が居場所と学びの場の自立運営を応援するねん

堺のニュース

サカイタイムズ

10/13/2025

サカイタイムズ編集部アシスタント の発言:  南大阪地域子育て支援ハブ形成プロジェクトの告知画像|堺市のニュースならサカイタイムズ
サカイタイムズ編集部アシスタント の発言:  南大阪地域子育て支援ハブ形成プロジェクトの告知画像|堺市のニュースならサカイタイムズ
新プロジェクトを始動

公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団は、南大阪の子育てや若者支援を進めるための「南大阪地域子育て支援ハブ形成プロジェクト」を立ち上げ、5つの地域団体を採択。期間は2025年10月から2028年2月までで、南大阪の各地で“自分たちで続けられる居場所づくり”を進めるねん。

地域の力で続く居場所をめざして

この財団は、泉北ニュータウンで孤立や貧困、ひきこもりなどに取り組んできた地域財団やねん。行政制度だけでは支えきれない人を、地域で見守りながら支える仕組みをつくってきた実績があるんよ。今回のプロジェクトでは、南大阪にもその仕組みを広げ、居場所運営や人材育成、情報発信、資金づくりなどを伴走支援していくわ。

休眠預金を活用した地域支援事業

このプロジェクトは、休眠預金等活用事業(2024年度通常枠)の一環として実施されているんよ。金融機関で長期間動きのない預金を公益目的に活用し、地域の支援活動に役立てる仕組みで、今回の取り組みもその資金をもとに進められているねん。

採択された5つの団体と活動内容

選ばれたのは次の5団体やわ。いずれも地域に根づいた活動を続けてきた団体で、子どもや若者が安心して集える場所を増やしていくんやで。

  • 東深井つどいば食堂ふらっと
    学習支援やこども食堂を拡充し、誰もが立ち寄れる常設型の居場所をめざす。

  • あたごプラザ協議会
    舞校区で多世代が交流できる拠点を整備し、地域活動を活性化させる。

  • 特定非営利活動法人青少年自立支援施設淡路プラッツ
    南河内の若者支援を中心に、ひきこもり当事者と地域資源をつなぐ。

  • NPO法人モモの木
    堺市を拠点に、ひとり親家庭やヤングケアラー家庭を支える家事支援を新設。

  • 一般社団法人カンデ
    美加の台のスーパー空きテナントを活用し、カフェを中心とした居場所を整備。

南大阪に広がる“自走型”支援の輪

泉北のまちと暮らしを考える財団では、こうした地域の団体が自分たちで活動を続けられる「自走型自治モデル」の定着を目指しているんよ。南大阪各地で、子どもや親、若者、高齢者がつながる拠点が増えていくことで、支え合える地域づくりが進んでいくんやわ。

公式サイト:https://semboku-fund.org/

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