心肺停止の男性を市民の連携プレーで救助
10月16日に堺市西消防署長から感謝状を贈呈するねん
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救命活動協力者を表彰
堺市西消防署は10月16日(木)、堺市西区鶴田町の西消防署講堂で、救命活動協力者11人に感謝状を贈るんやわ。6月23日(月)に堺市西区築港新町の事業所で研修中に倒れた50歳代男性を、受講者らが協力して救助した功績によるものなんよ。
119番通報とAEDで命をつないだ連携
男性が倒れた際、北村歩さん(株式会社カシワバラ・コーポレーション)が119番通報、河島健太さん(株式会社田口組)が胸骨圧迫を行い、奥尾佳行さん(コスモ石油株式会社)が施設1階に設置されていた「まちかどAED」を取りに向かったんやわ。
その後、関係者が協力してAEDで2回の電気ショックを実施し、胸骨圧迫を交代で続けているうちに心拍と呼吸が再開。駆けつけた救急隊に引き継がれ、男性は12日後に後遺症なく軽快退院したんよ。
感謝状贈呈式
・日時:2025年10月16日(木)午前10時30分〜11時
・会場:堺市西消防署1階講堂(堺市西区鶴田町29-18)
・被表彰者:
山口翔さん(アズビル株式会社)
北村歩さん(株式会社カシワバラ・コーポレーション)
河島健太さん(株式会社田口組)
島村魁さん(株式会社田口組)
徳永裕人さん(株式会社田口組)
奥尾佳行さん(コスモ石油株式会社)
井上恵一さん(コスモリファイナリーサポート堺株式会社)
土井良祐さん(コスモリファイナリーサポート堺株式会社)
三宅祐幾さん(山九株式会社)
大橋宏次郎さん(ニチアス株式会社)
熊鞍裕之さん(ハーベスト株式会社)
AEDとは
AEDは「自動体外式除細動器」の略称で、心臓が止まった人(心臓がけいれんしている状態)に電気ショックを与え、心臓の鼓動を正常なリズムに戻す医療機器なんよ。誰でも使えるよう設計されていて、電源を入れると自動音声で操作を案内してくれるんやわ。電極パッドを貼り付けると、機器が自動で心臓の動きを解析し、電気ショックが必要かどうかを判断する仕組みやねん。
まちかどAEDの活用を呼びかけ
堺市消防局では、地域の事業所などがAEDを登録して貸し出す「まちかどAED」制度を進めてるんやわ。10月1日現在、市内を含む2,601施設に2,739台が登録されていて、119番通報の際に近くのAED設置場所を案内できるようになってるねん。いざという時に備えて、「まちかどAEDマップ」で近隣の設置場所を確認するよう呼びかけてるんよ。
AEDの設置場所は、堺市消防局「まちかどAEDマップ」で公開。自宅や職場、よく行く場所の近くにあるAEDを事前に確認しておくことで、もしもの時にすぐ行動できるで。
堺市消防局「まちかどAEDマップ」
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