「堺自然ふれあいの森」の取組が国土交通大臣賞
ふれあいの森パートナーズが緑の都市賞で評価されたんよ
堺のニュース


ふれあいの森パートナーズが国交大臣賞
第45回「緑の都市賞」(公益財団法人都市緑化機構主催)の緑の事業活動部門で、「堺自然ふれあいの森」の取組が国土交通大臣賞を受賞したんよ。受賞したのは、同施設の指定管理者「ふれあいの森パートナーズ」(株式会社生態計画研究所とNPO法人いっちんクラブの連合体)なんやわ。
緑の都市賞の概要
緑の都市賞は、都市緑化や環境保全に長年取り組む団体・企業・行政を表彰する制度で、国土交通省と都市緑化機構が1978年から続けてるんよ。今回は全国から13件が選ばれ、最高位には内閣総理大臣賞が設けられているんやわ。国土交通大臣賞は内閣総理大臣賞に次ぐ賞で賞金は15万円。
約20年にわたる協働体制を評価
ふれあいの森パートナーズは、市民団体や大学、企業、堺市と協力して、約20年にわたり里山の保全や自然体験の推進に取り組んできたんよ。地域の人が森づくりに関わり続ける体制づくり、環境学習やボランティア育成などの活動が評価されたもので、緑の保全と市民参加を両立した点が受賞理由になってるんやわ。
主な活動内容
・市民協働による森づくりの実践(森の整備、動植物調査の実施)
・「森の学校」としての学習プログラム(自然体験や小学校教職員研修など)
・南部丘陵の緑地保全における拠点施設としての人材育成(ボランティア講座や大学生向け担い手育成など)
南部丘陵とは
堺市の最南端に広がる南部丘陵は、石津川水系の源流域に位置する丘陵地なんよ。古代から人々の営みの中で里地里山が形成され、雑木林やため池、農地や歴史文化資源が共存してきた地域やわ。堺自然ふれあいの森のほか、堺公園墓地やハーベストの丘なども立地していて、市民団体や学校が連携して緑地保全や環境学習を続けてるねん。
主催者講評
約20年にわたり産官学民連携による保全型の公園として「市民協働での里山保全」や「体験型の自然学習の実践」に取り組んでいる。特に近年では、地域企業や近隣の大学生などの新たな担い手の参画の仕組みづくりなど、南部丘陵全体の先導モデルとして、里山と人との新たな関わり方を模索する社会実験の場を構築している。(公益財団法人都市緑化機構 第45回緑の都市賞 審査講評)
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