「オリーブで学ぶ」堺市立新檜尾台小の挑戦

摂南大学の研究とつないで発電体験や商品づくりまで広がってるんよ

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サカイタイムズ

12/6/2025

オリーブ収穫体験をする新檜尾台小学校の児童と光合成建築のプロトタイプパネルと摂南大学の川上教授(中央)、松尾教授(左)、瀬溝特任助教(右)|堺市のニュースならサカイタイムズ
オリーブ収穫体験をする新檜尾台小学校の児童と光合成建築のプロトタイプパネルと摂南大学の川上教授(中央)、松尾教授(左)、瀬溝特任助教(右)|堺市のニュースならサカイタイムズ
大学研究との連携による学び

堺市立新檜尾台小学校(堺市南区)では、オリーブを軸にした環境学習と地域連携の取り組みが進んでるねん。摂南大学の研究者と連携した光合成発電のワークショップや、児童主体の活動づくりを通じて、環境や社会を横断する学びを深めてるわ。同校の授業に研究成果が活かされる形になってるんよ。

光合成発電ワークショップ

摂南大学理工学部の川上比奈子教授、松尾康光教授らは、植物の光合成を利用した「光バイオ燃料電池」や「光合成建築」に関する研究を進めてるんよ。今回、その一部を小学生向けワークショップとして提供。児童が育てたオリーブの葉を使い、発電のしくみを体験しながら、科学と建築・デザインを結びつけた学びが展開されてるnねん。

画像:オリーブ収穫体験をする新檜尾台小学校の児童と光合成建築のプロトタイプパネルと摂南大学の川上教授(中央)、松尾教授(左)、瀬溝特任助教(右)

発電体験の教育的位置づけ

光合成発電は、大きな電力を生み出すことを目的としたものではなく、植物の働きとエネルギーとの関係を理解する教材として位置づけ。発電量は小さい構造やけど、自然とエネルギーのつながりを可視化する点が授業の特徴になってるんよ。体験を通じた理解に結びつける学習なんやわ。

小学校側の継続的な取り組み

新檜尾台小学校では、かつて荒れていた学習園を「オリーブの森」として再生してきた経緯があるねん。児童が主体となり、オリーブの栽培や加工、販売までを学ぶ取り組みを続けてるわ。理科や総合的な学習の時間を中心に、地域住民や大学、企業とも連携しながら学びを積み重ねてるんよ。

クラウドファンディングへの展開

こうした学習の延長として、新檜尾台小学校ではクラウドファンディングに挑戦。「新檜尾台小学校~つなぐ・つながるみんなのオリーブの森~プロジェクト」を進めてるんよ。集めた資金はオリーブの植樹や森の整備、啓発活動に活用する計画やねん。支援の募集期間は2025年12月29日までやで。

クラウドファンディング:新檜尾台小学校~つなぐ・つながるみんなのオリーブの森~プロジェクト

プロジェクト概要

・名称:新檜尾台小学校~つなぐ・つながるみんなのオリーブの森~プロジェクト
・実施期間:支援募集期間 2025年12月29日まで
・プロジェクト実施完了予定:2026年3月31日
・目標金額:1,750,000円
・リターン:1,000円から10万円までの8種類を用意(感謝のメール・お手紙、オリーブを使った工作体験、オリーブの樹木プレート設置権など)

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