堺市、下水窒素回収実証で産総研と協定
実証実験の場所は西区にある石津水再生センターやねん
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実証実験の協定締結概要
堺市は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と、下水に含まれる窒素化合物をアンモニアとして回収し、資源として活用する技術の実証実験に関する協定を締結するわ。下水中の窒素化合物を対象にした技術検証を行う内容やねん。協定に基づき、産総研が研究を主導する形になるで。
実験場所と対象となる下水
実証実験の場所は、堺市西区にある石津水再生センターを使用。家庭や産業から排出される下水に含まれる窒素化合物を対象にするんよ。下水は堺市が供給し、実験フィールドとして施設を提供する形になるわ。
国の研究制度による取り組み
今回の実証実験は、内閣府が進める「ムーンショット型研究開発制度」の研究プロジェクトの一環として行われるわ。産総研が代表機関を務めている研究で、産業排水や排ガス、下水などに含まれる希薄な窒素化合物の循環技術を対象にしているわ。
検証内容と役割分担
実証実験では、下水中の窒素化合物をアンモニアに変換し、濃縮する一連のプロセスをパイロット規模(実際の下水を使い、小規模設備で実用性を確認する段階)で検証するねん。実験に必要な設備の設置や運営、費用は産総研が負担することになってるわ。堺市は、実験場所の提供や下水の供給で協力する形。
実証実験の実施期間
実証実験の期間は、協定締結日から令和12年3月31日までを予定しているわ。協定では、石津水再生センターを実証実験の場として使用することが定められているんよ。下水処理施設を活用した研究実施の枠組みとして進められる内容やで。
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