さかい利晶の杜「与謝野晶子と髙島屋」12月17日から開催
2026年2月16日まで。高島屋での自作の歌をしたためた掛軸などが展示されるわ
イベント


展示会期と会場概要
与謝野晶子記念館では、コーナー展示「与謝野晶子と髙島屋」を、2025年12月17日(水)から2026年2月16日(月)まで開催するわ。会場は、堺市立歴史文化にぎわいプラザ さかい利晶の杜内、与謝野晶子記念館2階やねん。堺で長年親しまれてきた髙島屋と、歌人与謝野晶子の関係に焦点を当てた企画展示として実施されるんよ。
展示内容と背景
与謝野晶子は、髙島屋の新作着物催事「百選会」に、大正8年(1919)からおよそ20年間にわたり参画してたわ。顧問として流行色の命名を行い、入選した着物作品に歌を詠む役割を担ってたんよ。今回の展示では、昭和4年(1929)に開かれた第34回春の百選会に際し、晶子が自作の歌を書き記した掛軸を、関連資料とあわせて紹介するねん。
出品資料と展示構成
出品資料は、掛軸と書籍で、いずれも関連資料として展示される予定やわ。与謝野晶子記念館2階では、晶子の詩歌の世界を映像と音声で体感できる常設展示も併設されてるんよ。詩歌は春夏秋冬の季節ごとに入れ替えられ、著書の装幀や執筆時の書斎を再現した展示、晶子と与謝野寛の生涯と業績を紹介する構成になってるねん。
髙島屋と百選会の位置づけ
髙島屋によると、高島屋は1913年(大正2)に呉服催事「百選会」を創設し、各分野の文化人を招いて開催してきたわ。百選会は、毎回流行色とテーマを提示し、全国の産地から新柄を募集し、髙島屋が審査・発表する形式で行われてたんよ。歌人与謝野晶子は、1917年(大正6)ごろから1940年(昭和15)年まで百選会に関わり、流行色の命名や歌の制作を行ってたねん。近年の調査で、晶子が詠んだ詩歌は463首7編、流行色の命名は286色に及ぶことが確認されてるわ。
観覧料と利用案内
観覧料は、個人利用の場合、大人(大学生含む)300円、高校生200円、中学生以下は無料。団体(10名以上・要予約)の場合は、大人240円、高校生160円、中学生以下は無料になってるわ。この観覧料で、千利休茶の湯館(1階)もあわせて観覧できる仕組み。
イベント内容
・会期:2025年12月17日(水)~2026年2月16日(月)
・会場:与謝野晶子記念館(さかい利晶の杜内)
・住所:堺市堺区宿院町西2丁1-1(Googleマップはこちら)
・観覧料:大人300円、高校生200円、中学生以下無料
・開館時間:9:00~18:00(最終入館 17:30)
※千利休茶の湯館、与謝野晶子記念館 共通
・電話:072-260-4386
・主催:堺市立歴史文化にぎわいプラザ さかい利晶の杜
今月の堺市内のイベント一覧はこちら
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