堺市で多言語AI観光案内の実証1月から開始

IP DREAMと連携し21言語・24時間対応の案内を試すんよ

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サカイタイムズ

12/22/2025

実証事業の概要

堺市は、株式会社IP DREAMと連携し、「多言語対応AIコンシェルジュ(堺観光ガイド)」の実証を実施するねん。開始日は2026年1月1日で、生成AIと翻訳AI、AIアバターを活用した観光案内サービス。世界遺産を含む市内観光スポットの情報を、対話形式で提供する仕組みやわ。実証期間は2026年3月31日まで。

利用方法と対応言語

観光客は、QRコードを読み取るだけでサービスを利用できるねん。アプリのインストールや事前登録は不要。対応言語は21言語で、利用時間は24時間。国内外の利用者を想定した案内手段として設計されてる。

設置場所と配布物

QRコード付きチラシは、堺市内の観光案内所や観光施設に設置される予定になってるわ。また、大阪市内のホテルで配布される英語版フリーマップにもQRコード広告を掲載する計画。堺市への日帰り観光動線の検証も含まれてるねん。

AI案内の仕組み

観光案内には、生成AIが地域データをもとに回答を行う仕組みが使われるわ。学習データには、大阪広域データ連携基盤ORDENの機能であるODPOのオープンデータや、株式会社エム・データが提供するTVメタデータが含まれるで。登録データは日本語で構成され、翻訳AIによって多言語化される。

実証の背景

この取り組みには、多言語対応AIコンシェルジュプラットフォーム「VoiceOn® LLM」が使われてるんよ。IP DREAMは、東京都の事業として秋葉原エリアで同様の観光案内を実施した実績があるねん。堺市での実証は、大阪府が主催するOSAKAイノベーションデータラボのプログラムを通じて企画されたわ。

実証で検証する内容

実証では、堺らしさを反映した観光案内の有効性、インバウンド観光客の導線、固有名詞の多言語翻訳精度を確認するねん。登録データ数は約1400件を予定。世界遺産や歴史資料など、堺固有の名称に関する翻訳精度も検証対象になってるわ。

事業の体制

実証のとりまとめとAIプラットフォーム提供はIP DREAMが担うで。堺市は企画やPR協力、観光データ提供を行う。企画協力には株式会社駅探、AIアバター開発には株式会社データ・アートが関わってるわ。

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