議長・副議長ともに「青天の霹靂」
堺市議会で令和8年5月15日、長谷川俊英議長と森田晃一副議長が就任あいさつを行ったんよ。両氏の就任あいさつ文には、いずれも今回の選出を「青天の霹靂」とする表現があるんやわ。
また、長谷川議長は今回の事態について「これまで特定の会派の間でバランスを保ちながら役職を回してきた本市議会の仕組みが崩壊したことによって、もたらされた結果」と記してるねん。
与野党関係と選挙協力の変化
長谷川議長の「役職を回してきた仕組みが崩壊」という表現は、堺市議会内の人事調整だけでなく、国政と大阪政治の構図変化とも重なるわ。
国政では、自民党と日本維新の会が与党となり、公明党は野党。大阪でも維新と公明の関係は変化しており、前回の衆議院選挙では大阪の小選挙区で従来の選挙協力は行われなかったで。
大阪都構想をめぐっても、前回の住民投票で賛成の立場だった公明党が、3度目の住民投票に向けた法定協議会設置案では反対の立場を取ったわ。こうした変化は、長谷川議長が記した「特定の会派の間でバランスを保ちながら役職を回してきた」仕組みが堺市議会でも崩れた背景をうかがわせるねん。
1979年初当選、当選10回
長谷川俊英議長は84歳、当選10回。1979年の初当選以来、議長選挙が行われるたびに自らの名前を書いて投票。これまでは自身の1票、または2票にとどまっていたが、今回は「私のほかに24人の方々が同意をしてくださいました」と記してるんやわ。
「ラストラン」最終年の花道
長谷川議長は、3年前の市議会議員選挙で「ラストラン」を掲げて臨んだんやわ。その最終年に議長に選ばれたことについて、「まさに花道をつくっていただきました」と表現してるねん。
一方で、本来この座に着くべく予定されていた人があったとも記し、「これが政治という厳しい局面」とする記述もあるんよ。
森田晃一副議長も共産党から就任
森田晃一副議長(共産党)は「青天の霹靂とは、まさにこのことだと私も感じております」とし、「長谷川俊英議長の花道を汚さずにしっかりと支えられるように」と記してるんやわ。
直近6代の議長と会派
長谷川議長の「役職を回してきた仕組みが崩壊」を踏まえ、直近6代の議長と会派を整理すると次の通り。
・長谷川俊英
就任期間:令和8年5月〜
会派:会派に属さない議員(無所属)
・西田浩延
就任期間:令和7年5月〜令和8年5月
会派:大阪維新の会
・田渕和夫
就任期間:令和6年5月〜令和7年5月
会派:公明党
・的場慎一
就任期間:令和5年5月〜令和6年5月
会派:大阪維新の会
・裏山正利
就任期間:令和4年5月〜令和5年4月
会派:公明党
・池尻秀樹
就任期間:令和3年5月〜令和4年5月
会派:自民党
会派名は、現在の堺市議会会派別名簿をもとに短縮表記。堺市の会派別名簿では、西田浩延氏と的場慎一氏は大阪維新の会堺市議会議員団、田渕和夫氏は公明党堺市議団、池尻秀樹氏は自由民主党堺市議会議員団。森田晃一副議長は、日本共産党堺市議会議員団と掲載。
出典:堺市議会「長谷川議長就任あいさつ(PDF:115KB)」
出典:堺市議会「森田副議長就任あいさつ(PDF:51KB)」
出典:堺市議会「歴代正副議長」
出典:堺市議会「会派別」