主な介護者は「子」が最多
堺市は6月1日、「令和7年度 堺市高齢者等実態調査」の結果を公表したんやわ。
在宅介護実態調査では、主な介護者について「子」が55.6%で最も高かったんよ。令和4年度調査の46.1%から9.5ポイント増えており、親の介護を子世代が担う割合が5割を超えた形やで。
一方、「配偶者」は29.2%で、令和4年度調査の38.2%から9.0ポイント下がっている。配偶者中心の介護から、子世代が支える介護へ比重が移っていることがうかがえる結果となったんやわ。
主な介護者の内訳
主な介護者の続柄は、以下の通り。
・子 55.6%
・配偶者 29.2%
・子の配偶者 3.4%
・兄弟・姉妹 1.6%
・孫 0.5%
・その他 3.1%
・無回答 6.5%
令和4年度調査では「子」が46.1%、「配偶者」が38.2%だったわ。今回調査では「子」が増え、「配偶者」が下がっている点が大きな変化やねん。
50代介護者が最多
主な介護者の年齢は、「50代」が29.5%で最も高かったんよ。次いで「60代」が23.5%、「70代」が20.6%、「80歳以上」が17.2%となっている。
主な介護者の年齢は、以下の通り。
・50代 29.5%
・60代 23.5%
・70代 20.6%
・80歳以上 17.2%
・40代 4.4%
・30代 0.8%
・20代 0.0%
・20歳未満 0.0%
50代と60代を合わせると53.0%になる。働く世代を含む年齢層が、在宅介護を支えている状況が出ているんやわ。
女性の介護者も増加
主な介護者の性別は、女性が67.1%、男性が29.2%。令和4年度調査では女性が60.7%、男性が33.7%だったわ。今回調査では、女性の割合が6.4ポイント増えているねん。
・女性 67.1%
・男性 29.2%
・無回答 3.7%
主な介護者が「子」の場合も、女性の割合が高くなっている。子世代のなかでも、女性が介護を担う割合が大きい結果となっているんよ。
別居で15分以上かかる介護も増加
主な介護者と調査対象者の同居状況では、「同居している」が60.3%で最も高かったんよ。また、「別居しており、行き来に15分以上かかる」は20.6%。令和4年度調査の13.2%から7.4ポイント増えている。
同居状況は、以下の通り。
・同居している 60.3%
・別居しているが、15分以内で行き来できる範囲である 15.1%
・別居しており、行き来に15分以上かかる 20.6%
・無回答 3.9%
同居介護が中心である一方、移動を伴う介護も前回より増えているんやわ。
介護サービスは週2〜4回が最多
介護サービスの利用頻度は、「週に2〜4回程度、利用している」が37.3%で最も高かったんよ。
利用頻度は、以下の通り。
・週に2〜4回程度、利用している 37.3%
・週に1回程度、利用している 17.5%
・これまで利用したことが1度もない 16.2%
・週に5〜7回程度、利用している 11.7%
・この1年間は利用していない 4.4%
・年に1回程度、利用している 2.1%
・月に2回程度、利用している 1.8%
・2〜3カ月に1回程度、利用している 1.6%
・月に1回程度、利用している 1.3%
・半年に1回程度、利用している 0.3%
・無回答 5.7%
在宅介護では、家族だけでなく介護サービスを組み合わせて支える実態が出ているんよ。
1日の介護時間は1〜2時間が最多
主な介護者の1日あたりの介護時間は、「1〜2時間程度」が42.6%で最も高かったんよ。次いで「4時間程度」が20.4%、「ほぼ1日中」が14.4%となっているわ。
1日あたりの介護時間は、以下の通り。
・1〜2時間程度 42.6%
・4時間程度 20.4%
・8時間程度 8.1%
・ほぼ1日中 14.4%
・無回答 14.6%
令和4年度調査と比べると、「ほぼ1日中」は19.9%から14.4%へ5.5ポイント下がったわ。一方で、「1〜2時間程度」は37.1%から42.6%へ増えているねん。
介護のための離職も一定数
過去1年の間に、介護を主な理由として仕事を辞めた人がいるかについては、「介護のために仕事を辞めた家族・親族はいない」が61.1%で最も高かったんよ。
一方で、「主な介護者が仕事を辞めた(転職除く)」は9.1%、「主な介護者が転職した」は2.9%だったわ。
・介護のために仕事を辞めた家族・親族はいない 61.1%
・主な介護者が仕事を辞めた(転職除く) 9.1%
・主な介護者が転職した 2.9%
・主な介護者以外の家族・親族が仕事を辞めた(転職除く) 0.8%
・主な介護者以外の家族・親族が転職した 0.3%
・わからない 6.3%
・無回答 20.1%
子世代が主な介護者として増えているなか、仕事と介護の両立も課題になっているんやわ。
在宅介護実態調査は729件を回収
在宅介護実態調査は、市内在住で要支援1から要介護5の認定を受けている在宅の65歳以上の人を対象に実施されたんやわ。
調査規模は以下の通り。
・調査対象 市内在住で要支援1〜要介護5の認定を受けている在宅の65歳以上の人
・配布数 1,300件
・有効回収数 729件
・有効回収率 56.1%
・インターネットによる回答数 66件
このうち、主な介護者に関する設問の回答者数は383件だったわ。
今回の調査は、高齢者の生活状況や保健・福祉に関するニーズを把握し、次期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の基礎資料とするために実施されたものやで。
出典:【堺市】堺市高齢者等実態調査(令和7年度実施)
※サカイタイムズでは堺市民にわかりやすいように堺弁で書いています
確認資料:主な介護者の続柄・性別・年齢、同居状況、介護サービス利用頻度、介護時間、調査規模は堺市の概要版および本編で確認。