堺市主体の「堺―美原を結ぶバス」1便平均6.0人

SMI美原ライン実証で利用者増も需要の厚み課題やわ

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SMI美原ライン みんなでワンデーパスの告知画像|堺市のニュースならサカイタイムズ
1日平均は120.6人

堺市は、令和7年度に実施したSMI美原ライン実証実験の結果を公表したんやわ。

SMI美原ラインは、堺都心部と美原区役所前を結ぶ急行バス。堺都心部と美原をはじめとした市域東部を結び、東西方向の人の流れを活性化することなどを目的に実施されたわ。

令和7年度の実証実験は、令和7年10月14日から令和8年1月12日までの91日間実施。運行時間は10時台から19時台までで、約1時間間隔。1日片道10便で運行されたんよ。

利用者数は、全期間で10,971人、1日平均120.6人やったわ。令和6年度の1日平均108.0人から増えており、堺市は1便当たり平均利用者数について、令和6年度比で1割以上増加したとのこと。

1便平均は6.0人乗車
6の数字を表す女性|堺市のニュースならサカイタイムズ

一方で、令和7年度の1便当たり平均利用者数は6.0人やったんよ。

方面別で平均利用者数は、美原方面行が5.1人、堺駅方面行が7.0人。令和6年度は全体で5.4人、令和5年度は4.9人やったことから、増加傾向にあることがうかがえるんやわ。

ただ、1日片道10便を91日間運行した結果として、1便平均6.0人という数字という結果。後述する無料デーなどで利用者は増えているものの、本格運行に向けては、どの程度まで日常的な移動手段として利用が広がるかが引き続き焦点になりそうやねん。

無料デーでは利用者が大きく増加

無料デーでは、通常時を大きく上回る利用があったんよ。

10月18日の堺まつり前夜祭では297人、11月2日のみはら区民まつりでは412人が利用。昨年度の土日祝平均98人と比べると、10月18日は約2.6倍、11月2日は約3.6倍になっていたわ。

また、堺まつり前夜祭の利用者数は、無料デーを実施しなかった令和6年度の78人から、令和7年度は297人へ増加したんやで。

イベントや無料化と組み合わせた場合には利用が伸びる一方、通常運行時にどこまで日常利用として定着するかが見える結果でもあったわ。利用促進の効果が数字に表れた格好でもあるで。

停留所追加でも速達性は維持
SMI美原ラインの路線図|堺市のニュースならサカイタイムズ

令和7年度は、本格運行を見据えて停留所が追加されたんよ。追加された停留所は、以下の4カ所。

・一条通

・大泉緑地前

・八下中学校前【大泉緑地東】

・下黒山西

追加停留所の利用者は、美原方面で1,170人、堺駅方面で1,340人。堺市は、追加停留所が利用者数の増加に寄与したとしているで。

一方で、停留所を追加しても速達性への大きな影響はなかったんよ。堺駅前から美原区役所前までの平均所要時間は、美原方面行が46分57秒、堺駅方面行が39分09秒やったわ。

堺市は、既存ルートと比べて短時間で移動できる優位性があるとしているねん。

アンケートでは便数増の要望

車内アンケートでは、運行内容について前向きな評価が多かったんよ。

「運行されてよかったか」では、「良いと思う」が65.2%、「まあ良いと思う」が16.3%やった。「また利用したいか」では、「ぜひ利用したい」が26.4%、「時間が合えば利用したい」が68.9%となっているんやわ。

一方、今後の要望では、便数や時間帯に関する声が目立ったんよ。

・便数を増やしてほしい 49.5%

・運行時間帯を変えてほしい 24.3%

・停留所を増やしてほしい 2.8%

・ルートを変えてほしい 2.2%

・特にない・分からない 34.8%

便数を増やしてほしいという声は最も多かったんやで。ただし、今回の結果では1便平均6.0人。便数や時間帯の改善を求める声と、実際の乗車人数との間にどう折り合いをつけるか。本格運行に向けた論点になりそうやわ。

企画乗車券は50枚販売

令和7年度は、SMI美原ライン「みんなでワンデーパス」も発行されたんよ。

価格は1,200円で、SMI美原ラインが1日乗り放題。1枚で最大5人まで利用でき、沿線の協力施設で割引や特典が受けられる内容やったんやわ。

総販売枚数は50枚。購入者属性では、ターゲットとしていた20代から40代が多かったとされているんよ。

一方で、みはら区民まつりで実施したアンケートでは「知らなかった」との回答が6割以上を占めており、周知に課題があったとしているんやで。

利用促進策として一定の反応はあったものの、販売枚数だけを見ると、大きな利用拡大策になったとは言いにくい結果やわ。

本格運行へ3つの目標

堺市は、検証結果の総括として、SMI美原ラインについて「移動手段として定着しつつある」としているんよ。

今後の方向性としては、3つの目標を掲げているわ。

・利用しやすい交通ネットワークの実現

・30分以内での直通移動の実現

・利用者の拡大・運行サービスの向上

令和7年度の実証では、利用者数は増え、停留所追加でも速達性はおおむね維持されたんやわ。一方で、1便平均は6.0人にとどまり、無料デーやイベント時には利用が大きく伸びたんよ。

便利さへの期待が高まる一方で、日常の移動手段としてどれだけ選ばれる交通になるか。本格運行に向けて問われる段階に入ってきたと言えそうやねん。

出典:【堺市】令和7年度SMI美原ライン実証実験結果とりまとめ(PDF:1,485KB)

確認資料:令和7年度の利用者数、1便平均、無料デー、停留所追加、アンケート、企画乗車券、今後の方向性は堺市資料で確認。

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