鉄炮鍛冶屋敷で高麗茶碗を「ちょこっと展示」 堺の地下から出土した4点

16~17世紀の茶碗を12月7日まで見られるわ

文化・歴史
サカイタイムズ
高麗茶碗の一例
画像:堺市HPより

12月7日まで、出土品4点を展示

堺市は7月15日から、堺区の鉄炮鍛冶屋敷で「街角やきものセレクション~高麗茶碗~」を開催してるんよ。

堺市の発表によると、堺環濠都市遺跡から出土した高麗茶碗4点を「ちょこっと展示」し、中世の堺が朝鮮半島などと結んだ国際交易や、茶の湯文化との関わりを紹介するわ。展示は12月7日まで。

朝鮮半島の器を茶道具に

高麗茶碗は、朝鮮半島で食器や祭器として作られた器を、日本で茶道具として使ったもの。茶の湯では、本来とは異なる用途で取り入れることを「見立て」と呼ぶんよ。

その後は、日本から形や意匠を指定して作られた高麗茶碗も登場した。高麗茶碗には「井戸」「斗々屋」「刷毛目」「彫三島」などの名称があるんやわ。

展示する高麗茶碗

  • 高麗茶碗(斗々屋):17世紀初頭、堺区甲斐町西二丁から出土
  • 高麗茶碗(刷毛目):16世紀前半~中頃、堺区甲斐町西二丁から出土
  • 高麗茶碗(井戸に似た白磁):16世紀前半~中頃、堺区甲斐町西二丁から出土
  • 高麗茶碗(白磁):17世紀初頭、堺区車之町西一丁から出土

学芸員のちょこっと解説

中世の堺には交易を通じて、各地から人や物、情報が集まっていた。堺環濠都市遺跡からも、中国や朝鮮半島、東南アジアなどで作られた陶磁器が数多く出土している。

高麗茶碗は、朝鮮半島で食器や祭器として作られた器を、日本で茶道具として使ったもの。本来とは異なる用途で取り入れることを、茶の湯では「見立て」と呼ぶ。その後、日本から形や意匠を指定して作られた茶碗も登場した。

高麗茶碗には、無文の白磁のほか、文様を彫り込んだ「彫三島」などがある。千利休が価値を見いだしたと伝わる「斗々屋茶碗」のエピソードもあり、千利休が生まれた堺で高麗茶碗が多く出土することは、茶の湯文化との関わりを示す資料として注目されている。諸説がある。

学芸員のちょこっと解説はこちら

開催概要

  • 展示名:街角やきものセレクション~高麗茶碗~
  • 期間:7月15日(水)~12月7日(月)
  • 開館時間:10:00~17:00
  • 最終入館:16:30
  • 休館日:火曜日。祝休日の場合は翌日
  • 会場:鉄炮鍛冶屋敷(町家歴史館 井上関右衛門家住宅)
  • 住所:堺市堺区北旅籠町西1丁3-22

入館料

  • 一般:500円
  • 20人以上の団体:400円
  • 中学生以下:無料
  • 堺市内在住の65歳以上:無料
  • 障害のある人と介助者:無料

無料対象者は、各種証明書の提示が必要となるんよ。会場専用の駐車場はなく、イオンモール鉄砲町の駐車場を利用できるんやわ。

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