「無名塚17号墳」調査で古墳と確認、29日に現地説明会
定員は300名(各回30名×10回)、午前9時30分から整理券を配付、集合場所は御廟表塚古墳でな
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画像:堺市HPより
無名塚17号墳ってどんな古墳?
堺市北区の百舌鳥梅北町にある「無名塚17号墳」は、古墳時代のなかごろにつくられた古墳なんやって。場所は百舌鳥川の北側。現地にはいまも一部が残ってて、四角い台形の形をした塚がぽこっとあるんよ。大きさは、横が約10メートル、縦が約13メートル、高さは2.4メートルほど。ただ、もともとの古墳がどんな形やったのかは、まだようわかってへんねん。
この場所はもともと私有地で、墳丘のような高まりはあったけど、これまで一度も発掘調査されてなかったんよ。市が3月下旬に実施した調査では、地表面の土を掘り返して積み直す「天地返し」と呼ばれる古墳特有の盛土構造が確認されて、塚の中からは土師器高坏(たかつき)の一部が出てきたんや。形状は四角錘台で、一辺が約10m×13m、高さ約2.4mの規模なんやて。もとの古墳全体の大きさや形はまだようわかってへんけど、歴史的にかなり重要な遺構とされてるみたいやね。
それだけちゃうで。古墳時代の土器も見つかってるんよ。こういうもんが出てくると、時代の特定やその地域のようすが見えてくるから大事なんやわ。
古墳の保存をめぐって市と土地所有者が協議
今回の発見を受けて、堺市はこの古墳の保存について土地所有者と協議。現段階では公有化は見送られたけど、記録保存を目的に6月16日から本格的な発掘調査が始まることになったそうや。期間は7月8日までの予定で、現場面積は約113平方メートル。掘削や遺構の記録、図面作成などが進められる予定やけど、場所が私有地やから立ち入りはできへんよ。
現地説明会は6月29日 整理券制で事前申込は不要
今回の発掘調査にあわせて、6月29日(日曜)に一般向けの現地説明会が開かれるねん。説明会では、発掘で見つかった墳丘の断面や出土品の展示が予定されてるらしいわ。地元の人も、歴史好きの人も、実際に現場の様子を見られる貴重なチャンスやで。
【現地説明会の概要】
●開催日:
2025年6月29日(日曜)
午前10時~午後3時
●実施回数(各回30人):
10:00/10:30/11:00/11:30/12:00
12:30/13:00/13:30/14:00/14:30
※各回の説明は約15分ほど
●集合場所:
御廟表塚古墳(堺市北区中百舌鳥町4丁)
南海高野線・泉北高速線「中百舌鳥」駅、大阪メトロ御堂筋線「なかもず」駅から西へ約400m


●参加方法:
・申し込みは不要やけど、当日朝9時30分から配られる整理券が必要やねん
・各回30人、合計300人まで(先着順)
・整理券をもろた人だけが現地説明会に参加できる仕組みやで
・集合場所から発掘現場までは係の人が案内してくれるから安心してな
●注意:整理券がないと参加不可/※私有地やから現場への立入りはあかんで
●内容(予定):
・古墳の盛土断面の見学
・出土した土器などの展示
●注意点:
・現地には駐車場がないから、電車など公共交通機関を使ってな
・小雨ぐらいなら決行。荒れた天気のときは中止になることもあるで
・中止の場合は、当日の朝8時までに堺市のHPで案内があるんやって
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