無名塚17号墳で古墳時代の鏡が出土 堺市北区
家の庭にあった「こんもり」が古墳とわかって掘ったら鏡が出てきたんや
文化・歴史


発掘調査で鏡を発見
堺市北区百舌鳥梅北町にある「無名塚17号墳」の発掘調査で、古墳時代のものとみられる鏡が出土したと堺市が発表したんや。7月8日に墳丘から見つかった鏡は、直径12.2cm、重さ260gの銅製で、副葬品やった可能性が高いとされてる。鏡には模様が確認できるものの、現在詳しい調査が進められているところやねん。
古墳の規模と今回の意義
無名塚17号墳は、百舌鳥川の北側に位置し、古墳時代中期に造られたと考えられてる古墳やけど、今回の発掘前は一辺が約10m×約13m、高さ2.4mの四角錘台の一部しか残ってなかったんよ。本来の古墳の規模や形はまだわかってへんねんけど、今回の鏡の発見は、この古墳の役割や百舌鳥古墳群での位置づけを考えるうえで、とても貴重な成果になったみたいやわ。
鏡の保存と今後の調査
今回見つかった鏡については、今後、表面に布などの有機質が残っていないかどうかを確認して、文様や特徴などを詳しく調べていく予定やで。令和8年度までに保存処理が進められて、将来的な公開・活用に向けた準備もされる見通しになってる。


百舌鳥古墳群での鏡の出土例
これまで百舌鳥古墳群で鏡が出土したのは、無名塚17号墳のほかに塚廻古墳、カトンボ山古墳、大塚山古墳、城ノ山古墳、湯の山古墳の計5基やねん。同じぐらいの大きさの鏡は塚廻古墳で2面(直径13.9cmと13.3cm)、大塚山古墳で2面(13.1cmと12.7cm)、湯の山古墳で1面(11.5cm)見つかってるんよ。
調査終了
なお、記録保存のための発掘調査は予定通り7月8日で終了したとのこと。
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