堺市内の高齢者施設で集団食中毒 60人症状、業務停止
同一厨房の給食が原因で2施設で発生。ウエルシュ菌が検出されたわ
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同一厨房の給食で複数発症
堺市内の高齢者施設で、同一厨房の給食を原因とする集団食中毒が発生して、堺市は事業者に対し2日間の業務停止処分を命じたんよ。
市によると、2月2日午前9時10分ごろ、特別養護老人ホーム「くみのき苑ゆらら」から、入居者と職員の複数名に食中毒症状が出ているとの連絡が堺市保健所に入ってん。隣接する介護付有料老人ホーム「エコハウスゆらら」を含め、2施設の入居者らに症状が確認されたわ。
患者60人、重症者なし
調査の結果、患者らは共通して当該施設の厨房で調理された食事を喫食していたことが判明したんよ。患者間で感染症を疑う事実はなく、発症状況が類似。便検査では患者10人からウエルシュ菌が検出されて、市は厨房で調理された食事を原因とする食中毒と断定したわ。
発症は1月31日夕食後とみられてて、喫食者は105人、有症者は60人にのぼるんやわ。患者の内訳は、男性16名、女性44名で、施設別ではくみのき苑ゆららが33名、エコハウスゆららが27名。症状は下痢や腹痛などで、重症者はいないという。原因食品は同日の夕食として提供された南瓜の煮付(推定)とされてる。
2日間の業務停止処分
原因施設は堺市東区南野田の特別養護老人ホーム「くみのき苑ゆらら」。事業者は社会福祉法人ラポール会で、市は2月6日から7日までの2日間、業務停止処分を命じたんよ。調理従事者の検査は現在も継続してるわ。
市は、集団給食施設に対し、調理後の適切な温度管理や速やかな提供など、基本的な衛生管理の徹底を求めているで。
【参考】 ウエルシュ菌による食中毒(健康福祉局 保健所)
<特徴>
・ヒトや動物の腸管内、土壌、下水等の自然界に広く存在しています。
・熱に強い芽胞を作り、高温でも死滅しないため、食品を大量に加熱調理すると他の細菌が死滅しても芽胞は生き残ります。この芽胞が作られる時に産生される毒素(エンテロトキシン)によって食中毒が起こります。
<主な症状>
約6~18時間の潜伏時間の後、主に腹痛、下痢を起こします。
<食中毒の主な原因>
スープ、カレー、煮物など大量に調理された食品が長時間室温に放置されていた場合に、原因となることがあります。
<予防>
・調理後は速やかに喫食すること
・調理後の食品を保管する場合は小分けにして速やかに冷却すること
・保存しておいた食品は、十分に再加熱し、中心まで熱を通すこと
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