堺市「SMI都心ライン実証実験」2月24日再開
一般乗車体験は終了。接触事故の原因判明と再発防止策を講じ運行するで
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原因を特定し安全対策を強化
堺市は2月20日、堺駅~堺東駅間で実施している「SMI都心ライン実証実験」について、2月3日に発生した接触事故の原因が判明したと発表してん。事故を受けて中断していた実証実験は、2月24日から再開するんやわ。なお、当面は正着実験および一般乗車体験は行わへんで。
今回の再開は、事故原因の技術的・運用的要因を特定し、再発防止策を講じたことを踏まえたものなんよ。自動運転レベル4の実現に向けた課題検証を継続するんやわ。
事故の概要
事故は2月3日午前11時36分、熊野小学校前停留所(堺区熊野町東5丁1番49号地先)で発生。自動運転レベル2による運行中、時速約3kmで停留所へ正着制御を行っていた際、車両の走行経路が左に約15cmずれ、車両左下部が仮設プラットホームに接触したんやわ。負傷者の発生はなかったんよ。
事故の原因
市の発表によると、原因は技術面と運用面の双方にあったんやわ。
【技術面】
・停留所手前約50mでGNSS(全地球航法衛星システム)の受信が不安定となり、自己位置推定方法がマップマッチングに切り替わった。
・その後、GNSS受信が回復した際、車両位置を本来より右に約15cmずれていると誤認。
・誤認を補正するため左へ修正操舵し、仮設プラットホームに接触した。
・正着制御時に用いる磁気マーカの読み込みが十分でなかった。
【運用面】
・磁気マーカの設置位置と正着用走行ラインにずれがあった。
・車内から走行位置のずれを確認できなかった。
再発防止策
令和8年度の正着実験に向け、市は次の対応を行うんよ。
【自動運転システム】
・停留所手前の磁気マーカを検知できない場合は停車する。
・停留所接近時は磁気マーカ読み込み前にGNSSを使用せず、マップマッチングを用いる。
・横方向の位置ずれが一定値を超えた場合、ドライバー向け警告画面を表示する。
【走行環境】
・車内から進行路を把握しやすい目印を設置する。
実証実験の再開内容
実験は2月24日に再開し、2月27日まで実施予定やわ。再開後は、自動運転レベル4の実現に向けた課題である路上駐停車車両の回避実験を行うんよ。
回避実験の実施箇所は次の2か所。
・大小路橋交差点~ベトナム総領事館前(西行き車線)
・市小学校前(西行き車線)
これまでの手動介入記録から、自動運転の主たる阻害要因が路上駐停車車両であることが確認されたため、システムによる自動回避性能の検証を行うんやわ。市は今後も検証を重ね、安全性の確保を前提に自動運転レベル4の実現をめざすとしているんよ。
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