堺市役所本庁舎「ZEB Oriented認証」取得

総額約23億円のESCO事業で43%削減見込みやねん

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サカイタイムズ

3/3/2026

省エネ改修を行う堺市役所の外観|堺市のニュースならサカイタイムズ
省エネ改修を行う堺市役所の外観|堺市のニュースならサカイタイムズ
既存庁舎で全国最大規模のZEB化事例

堺市は3月3日、堺市役所本庁舎の省エネ改修計画について、令和8年2月6日付で「ZEB Oriented」認証を取得したと発表してるねん。国の脱炭素先行地域に採択された「堺エネルギー地産地消プロジェクト」の一環で、ESCO方式(民間企業が省エネ改修を行い、その結果生まれた光熱費の削減分から費用を回収する方式)により空調設備や照明設備などを更新し、省エネルギー化を図るんよ。現時点で既存庁舎としては全国最大規模のZEB化事例とされてるんやわ。

ZEBとは

ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)は、建物で使用するエネルギーを削減し、最終的に実質ゼロをめざす制度。ZEBには次の4段階があるんやわ。

・『ZEB』(実質ゼロ達成)
・Nearly ZEB(ほぼゼロ)
・ZEB Ready(大幅削減)
・ZEB Oriented(大規模建物向け削減水準)

今回の認証水準

堺市役所本庁舎が取得したのは「ZEB Oriented」なんよ。延床10,000㎡以上の事務所用途建物を対象に、基準一次エネルギー消費量から40%以上の削減が求められるんやわ。

計画では、エネルギー削減率43%、BEI(Building Energy Index)0.57とされ、認証基準を満たしてるねん。「ZEB Oriented」は実質ゼロ達成ではなく、ゼロを目指す制度の中の一段階に位置づけられてるんよ。

事業の総額と契約概要

ESCO事業者はアズビル株式会社ビルシステムカンパニー関西支社。

ESCOサービス料の総額は2,298,941,700円(税込)。履行期間は令和7年9月26日から令和25年3月31日までなんやわ。

内訳は以下の通りやで。

・改修工事等:令和7年10月頃~令和10年3月31日
・省エネルギーサービス期間:令和10年4月1日~令和25年3月31日(約15年間)

国の補助金と市の負担

本事業では「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」を活用予定で、交付金活用予定額は1,331,028,000円(税込)なんよ。

総額から交付金を差し引いた堺市の実質負担相当額は約967,913,700円(約9.7億円)となるんやわ。

光熱水費削減見込みと回収目安

年間の光熱水費削減予定額は47,735,511円(税込)、削減保証額は40,575,184円(税込)なんよ。

単純計算では、実質負担約9.7億円を年間削減予定額約4,773万円で除した場合の回収目安は約20年、削減保証額ベースでは約24年となるんやわ。省エネルギーサービス期間は約15年間で、契約期間内の収支はESCO契約に基づき運用されるんよ。

CO2削減効果

温室効果ガス排出量削減率は28.2%、削減量は年間1,083トンとしてるねん。

事実関係の整理

・ZEB Oriented認証取得:令和8年2月6日
・ESCO総額:2,298,941,700円
・国補助予定額:1,331,028,000円
・堺市実質負担相当:約967,913,700円
・年間光熱水費削減予定額:47,735,511円
・単純回収目安:約20年前後
・省エネサービス期間:約15年間

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